逸見太郎

逸見太郎について

逸見太郎（いつみ たろう）は、1972年12月24日に東京都で生まれた日本の俳優、タレント、司会者です。既婚者であり、1児の父でもあります。彼は有名なフリーアナウンサーである父、逸見政孝の長男として生まれました。妹もタレントとして活動しており、いわゆる「二世タレント」として知られています。

来歴と経歴

逸見は、中学生の時に一家での帰省中に予期せぬ大事故から逃れた経験を持っています。1985年に家族で日本航空123便に搭乗予定でしたが、母親が飛行機を嫌いだったため、直前に新幹線に変更。そのおかげで、搭乗した飛行機が事故に遭い、命を守られたという特異な出来事が彼の人生に影響を与えました。

15歳の時にはイギリス、さらにアメリカのボストンにあるエマーソン大学に留学し、卒業後は日本に戻ります。1998年には、父の友人である北野武監督の映画『HANA-BI』で俳優としてのキャリアをスタートさせ、以降はテレビドラマや舞台に出演し、特にスポーツ番組でも活躍しました。

当初は芸名を考えていましたが、北野武に「犬じゃねぇんだから」と一蹴され、本名の逸見太郎で活動を続けることになります。2003年頃は仕事が減少し、厳しい時期が続いていましたが、2009年にTOKYO MXの夕方帯番組『5時に夢中!』の司会が決まり、復活を果たします。これは、父もかつて夕方のニュースキャスターを務めていたことから、親子そろっての共演となりました。

この番組では、視聴者に愛され、「太郎ちゃん」との愛称でも親しまれていた逸見は、スーツ姿の他にも蝶ネクタイを着用することがありました。2011年4月からは姉妹番組『5時に夢中!サタデー』や、『これからはパ・リーグだ!』の司会を担うようになり、ほぼ毎日生放送の司会を行い続けました。

2012年には『5時に夢中!サタデー』の司会を卒業し、新たな道を模索していきます。この際、アメリカ行きの噂を否定し、視聴者を和ませました。2013年には一般人女性との結婚を発表し、更なる幸せな家庭を築くこととなります。2017年から2019年にかけては福島放送の夕方帯番組『福島まるごとライブ ヨジデス』の司会を担当しました。

私生活と家族

逸見太郎は現在も実家で妻や息子、妹と暮らしており、家族を大切にする一面も見せています。特に母親の影響が大きく、彼は母が自分の芸能活動に喜んでくれたことを親孝行の一つとして思い出しています。母は2010年に肺胞蛋白症で亡くなりましたが、太郎はその悲しみを乗り越え、家族の絆を深めていくことに努めています。

彼の趣味としては、ゴルフや音楽鑑賞、米国映画鑑賞、ダンスなどが挙げられており、多才な一面を持っていることが分かります。これからも彼の芸能活動から目が離せません。

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