道の駅きなんせ岩美

道の駅きなんせ岩美

鳥取県岩美郡岩美町の新井地区、主要幹線道路である国道9号沿いに位置する「道の駅きなんせ岩美」は、地域の魅力が集まる交流拠点です。その名称「きなんせ」は、「どうぞお越しください」「来てください」といった意味を持つ鳥取県の温かい方言に由来しており、訪れる人々を歓迎する気持ちが込められています。

この道の駅は、2015年4月15日に国土交通省の道の駅として正式に登録され、同年7月20日に華々しく開駅しました。施設の管理・運営は、地域に根差した第三セクターである「株式会社いわみ道の駅」によって行われています。

きなんせ岩美は、ドライバーや観光客が快適に利用できるよう、充実した施設を提供しています。駐車場は普通車65台、大型車8台、身体障害者用2台を含む計75台のスペースを確保しており、ゆったりと駐車が可能です。トイレ設備も整っており、男性用（大3器、小7器）、女性用（7器）、身体障害者用（2器）が利用できます。休憩所と情報コーナーは24時間いつでも利用可能で、長距離移動の際の休憩や情報収集に便利です。

食に関する施設も豊富です。天然の海水いけすを備えるレストラン「海陽亭」では、新鮮な海の幸を堪能できます（10:00～20:00、L.O. 19:30）。軽食や喫茶を提供するコーナーもあり、「いわみのおばちゃん家」は9:30～18:00、「ベルフル」は9:00～19:00まで営業しています。

売店は9:00から19:00まで開いており、地元の農産物や水産物の直売所を併設しています。旬の味覚や岩美ならではの海の幸を直接購入できるため、地域色豊かな品揃えが魅力です。また、旅の思い出となる土産品も豊富に取り揃えられています。その他、自動販売機も設置されています。

敷地内には、24時間営業のコンビニエンスストア「ローソン」があり、いつでも必要なものを手に入れることができます。また、「ローソン銀行ATM」や「岩美郵便局の郵便ポスト」も設置されており、ちょっとした金融手続きや郵便物の投函も可能です。

年中無休で営業しているため、週末や連休なども安心して立ち寄ることができます。

アクセス面では、登録路線である国道9号線に面しているほか、鳥取県道37号岩美八東線や鳥取県道186号岩美停車場新井線からもアクセスしやすい立地です。山陰近畿自動車道の岩美インターチェンジからも国道9号を経由して比較的容易にたどり着けます。

公共交通機関を利用する場合、道の駅の敷地内に「道の駅きなんせ岩美バス停」が設けられています。また、道の駅から約100メートル離れた小田入口交差点南側の鳥取県道37号線沿いには「日ノ出町バス停」もあります。現在の乗り入れは岩美町営バスが中心ですが、かつては日本交通や長距離バスのゆめぐりエクスプレスも停車していた時期がありました（これらは2021年3月末をもって廃止）。

道の駅きなんせ岩美の周辺には、JR山陰本線の岩美駅や大岩駅があり、公共交通でのアクセスも可能です。また、日本海の美しい景観が広がる「浦富海岸」や、歴史ある温泉地「岩井温泉」といった鳥取県を代表する観光スポットが点在しており、これらの観光地を巡る際の休憩地点や情報収集、食事、買い物に最適な拠点となっています。新鮮な地元産品を求めて、あるいは美しい景色や温泉を楽しむ旅の途中に、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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