道の駅やぶ

道の駅やぶ（COINOBA VILLAGE）

道の駅やぶ（みちのえきやぶ）は、兵庫県養父市にある物部藪崎線沿いの道の駅です。1994年に開業以来、地元の特産品や飲食を提供するスポットとして親しまれてきました。しかし、経営環境の変化により、数度のリニューアルを経て、現在の愛称「COINOBA VILLAGE」として新たに生まれ変わっています。

歴史と背景

道の駅やぶは、開業当初「グリーンビレッジ」としてスタートしました。この道の駅は、地元の第三セクターによって運営され、多様なレストランや物販スペースを備えていました。しかし、2012年に北近畿豊岡自動車道が養父市に延伸されると、訪れる客の流れが変わり、経営が悪化する結果となりました。特に、中核となるレストランと売店は2019年に営業を終了し、一時、施設の閉鎖が懸念されました。

ところが、2020年に入ると、東京都に本社を持つ飲食業者「ロッカン」が施設を譲り受け、リニューアルを実施しました。この際、新たな愛称「COINOBA VILLAGE」が設けられ、「コイ」には「鯉」や「恋」、「来い」の意味が込められています。

施設の内容

道の駅やぶでは、養父市が「鯉の町」であることをアピールするため、施設内に設置した池で美しい錦鯉を飼育し展示しています。この取り組みは訪れる人々に地元の特色を伝えるとともに、観光名所としての魅力を高めています。

また、飲食施設にはファミリーレストランとカフェ、さらに油そばを提供するところもあり、家族連れから一人旅の方まで、多様なニーズに応えています。ファミリーレストランは11時から20時まで営業し、カフェは10時から18時までの営業です。

駐車場とトイレ

道の駅やぶでは、普通車が24台、大型車が9台、さらに身障者用の駐車スペースも4台分用意されています。トイレについては、男性用が7器、女性用が7器、身障者用が2器と、清潔に保たれており、24時間使用可能であるため、長旅の休憩にも便利です。

アクセス

道の駅やぶへのアクセスは、兵庫県道104号物部藪崎線を利用するのが便利で、北近畿豊岡自動車道や播但連絡道路の和田山ICから車で約20分です。また、JR西日本の山陰本線、養父駅からも約5分という近さで、訪れるのに非常に便利な立地となっています。

まとめ

道の駅やぶ（COINOBA VILLAGE）は、地元の魅力を存分に楽しめるスポットであり、家族で訪れるには最適な場所です。新たにリニューアルされた施設は、地域の特産品の販売や飲食だけでなく、地元文化を感じられる場所として、多くの人々に愛されています。旅行やドライブの途中に立ち寄ることで、ぜひ養父市の豊かな自然と文化を感じてみてください。

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