道の駅大歩危

道の駅大歩危の紹介

道の駅大歩危（おおぼけ）は、徳島県三好市山城町に位置する国道32号沿いにある観光施設です。この施設は1996年に開館した「ラピス大歩危」を基盤としており、2008年8月8日に正式に道の駅として登録されました。

歴史と沿革

道の駅大歩危の歴史は1996年にさかのぼります。この年に、岩石や鉱物に関連する展示を行う「ラピス大歩危」が開館しました。2008年には、施設が道の駅としての要件をほぼ満たしていたため、登録される運びとなります。その後、2010年に併設の「妖怪屋敷」がオープンし、さらなる魅力を加えました。2015年には重点「道の駅」の候補にも選定されています。

施設概要

道の駅大歩危は、もともとの「ラピス大歩危」の施設をほぼそのまま用いて登録されました。そのため、大規模な改修は行われておらず、トイレを24時間利用できるようにした程度の変更がなされています。道の駅には、以下の設備があります。

• - 駐車場（普通車54台、大型車4台、身障者用1台）
• - 男性トイレ8器、女性トイレ11器、身障者用トイレ2器
• - 足湯、展望デッキ（24時間利用可能）
• - 観光物産館、情報提供コーナー、休憩コーナー、無線LAN

ラピス大歩危の詳細

「ラピス大歩危」では、特に岩石や鉱物に関する展示が行なわれています。中でも、三名含礫片岩（徳島県指定天然記念物）や多様な宝石が搬入されています。また、妖怪にちなんだ多くの展示もあり、特に「石の博物館」は家庭向けの学びの場ともなっています。さらに、観光案内や特産品・アクセサリーの販売も行っており、多くの観光客に利用されています。

妖怪屋敷と地域の伝説

2010年にオープンした妖怪屋敷は、地域の folklore を反映した展示が魅力です。この地域は「子泣き爺」の伝説の発祥地とされ、2008年には世界妖怪協会から全国で二例目の怪遺産として認定されています。妖怪屋敷では、巨大な閻魔大王を含む約70体の妖怪が展示されており、訪れる人々に幻想的な体験を提供しています。

アクセスと周辺観光

道の駅大歩危へのアクセスは以下の通りです：

• - 道路: 国道32号を含む数本の道路が整備されています。徳島自動車道井川池田ICから約40分、高知自動車道大豊ICからも約40分の距離です。
• - 鉄道: JR土讃線大歩危駅からは車で5分、徒歩でも20分ほどの距離に位置しています。

周辺には観光名所が多く、特に大歩危小歩危の峡谷や自然の美しさが楽しめる場所が点在しています。この道の駅はいわば、観光と自然の融合点であり、家族連れや観光客にとって貴重な訪問先となっています。

道の駅大歩危で、徳島の魅力を存分に味わってみてはいかがでしょうか。

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