道の駅山崎

道の駅山崎の概要

道の駅山崎（みちのえき やまさき）は、兵庫県宍粟市山崎町今宿に位置していた施設で、国道29号沿い、揖保川の右岸という便利なロケーションにありました。この道の駅は、1993年11月にオープンし、地元特産品の販売や飲食サービスを提供する拠点として、多くのドライバーや観光客に親しまれていました。

設立と運営

道の駅山崎は、開業当初から旧山崎町の第三セクターである「山崎町特産センター」が管理していました。その後、2006年に宍粟市が設置した指定管理施設となり、同センターが引き続き運営を行いました。しかし、2009年には経営状態が厳しくなり、山崎町特産センターは解散。その後、公募で姫路市の飲食業者「ISコーポレーション」が運営を引き継ぎました。

ISコーポレーションによる運営では、レストラン部分の改装が行われ、2013年には新しい形でリニューアルオープンしました。このレストランは、特にコーヒーの淹れ方教室が話題となり、多くの来訪者を惹きつけました。

閉鎖とその後

しかし、施設の土地借用契約が2013年3月31日で終了したことにより、道の駅山崎はその日をもって閉鎖されました。閉鎖に際して、宍粟市は当面、トイレや駐車場の利用が可能であることを目指していましたが、最終的には2013年度中に全ての施設が撤去され、更地となりました。

施設の特徴

道の駅山崎には以下のような施設が整っていました：

• - 駐車場：普通車65台、大型車5台、身障者用1台
• - トイレ：男性用大・小がそれぞれ7、女性用5、身障者用1設置
• - 公衆電話：来訪者の利便性を考慮
• - 特産品売店：8:30から19:00まで営業、火曜日と年末年始は休業
• - レストラン「鹿の蔵」：8:00から21:30まで営業し、毎月第2火曜日は休業（祝日の場合は翌週火曜日）、2013年には毎週火曜日が休業日でした。

周辺の観光地

道の駅山崎は、揖保川や生谷温泉、そして中国自動車道山崎ICに近接しており、観光や休憩に非常に便利な位置にありました。これにより、多くの訪問者がこの地域の魅力を楽しむことができました。

関連項目

道の駅山崎は多くの道の駅と同様に登録が抹消されましたが、兵庫県内の他の道の駅としては道の駅播磨いちのみや、道の駅ちくさ、道の駅はが、道の駅みなみ波賀などがあります。さらに道の駅茶処和束や道の駅足寄湖、道の駅フォーレスト276大滝も、類似の理由で登録抹消が行われています。なお、過去の運営状況や利用者の声は、今も地元の人々に語り継がれています。

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