生谷温泉

生谷温泉について

生谷温泉（いぎだにおんせん）は、兵庫県宍粟市山崎町生谷に位置し、自然豊かな環境に恵まれた温泉地です。ここでは、1882年に温泉が発見され、1884年からその利用が始まりましたが、歴史の中でいくつかの波乱がありました。

まず、1943年には外湯が火災に見舞われ、その結果温泉が閉鎖されてしまいました。しかし、この温泉の再生は1970年代に見込まれ、1961年に温泉旅館の山楽荘が経営され始めます。ところが、経済的な理由により1981年には再び閉館となってしまいます。

その後、1997年に宍粟郡山崎町の協力により、第三セクター方式で新たに宿泊施設を備えた「生谷温泉 伊沢の里（いぎだにおんせん いざわのさと）」として温泉が再開され、現在に至ります。

泉質と効能

生谷温泉の泉質はナトリウム塩化物冷鉱泉であり、その泉温は17.3℃ですが、飲用はできません。毎分22リットルの湧出量があり、様々な効能を持っています。具体的には、神経痛、筋肉痛、関節痛、打撲、痔疾、冷え性、疲労回復など、体の不調を緩和する効果が期待できます。

施設の概要

温泉施設としては、露天風呂や内風呂、サウナ、水風呂が完備されており、リラックスしたひとときを過ごせます。また、レストランや宿泊施設も併設されているため、食事や宿泊を楽しむことも可能です。なお、この施設は毎月第4木曜日が定休日となっています。

アクセス

生谷温泉へのアクセスは非常に便利で、車での場合は中国道の山崎ICから北へ車で約5分の立地にあります。また、公共交通機関を利用する場合は、姫路駅から神姫バスで約50分の距離にあり、山崎バスターミナルからは徒歩またはタクシーでの移動が必要です。最寄のバス停がないため、事前の計画が求められます。

この温泉は、揖保川の支流である伊沢川沿いに位置しており、周囲の自然と共に心地よい時間を提供してくれます。生谷温泉伊沢の里でのひとときは、心身ともにリフレッシュする素晴らしい体験となることでしょう。

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