道の駅清和文楽邑

道の駅清和文楽邑（せいわぶんらくむら）

道の駅清和文楽邑は、熊本県上益城郡山都町に位置し、国道218号沿いにある観光施設です。この場所は、地域の伝統芸能である文楽を紹介することに重点を置いています。

清和文楽館

道の駅の中心にある清和文楽館は、地元で伝承されている文楽に関する展示および上演を行う専用の施設です。この館は、熊本県の重要無形文化財に認定された清和文楽を鑑賞できる場所として設計されました。これまでの奉納文楽から脱却し、観光資源としての価値を高める目的で建設されました。建物のデザインは、くまもとアートポリスプロジェクトに関連しており、ユニークな外観が特徴です。特に、舞台棟の天井は「騎馬戦現代斗栱」と名づけられた構造で、円形の展示室棟はタニシをイメージして設計されています。

清和文楽館は1992年に開館し、物産館は1994年に完成しました。開館時間は9:00から16:30までで、火曜日は休館日ですが祝祭日は営業しています。

清和物産館「四季のふるさと」

さらに、清和文楽邑には、清和物産館「四季のふるさと」があり、こちらもくまもとアートポリス推進賞を受賞しています。特に目を引くのは、設計者が「割り箸構造」と名付けた独特な屋根のデザインです。物産館では、地域の特産品や飲食物を販売しています。

清和郷土料理館

また、清和郷土料理館も設置されており、雨天でも文楽の興行を行える場所として整備されました。文楽の人形の関節を模した構造が採用されており、観光客に楽しい体験を提供します。こちらは2004年に完成しました。

その他の施設

道の駅内には駐車場も完備されており、通常車61台、大型車4台、身障者用3台の駐車スペースがあります。また、トイレは男子用が大7器・小13器、女子用が15器、身障者用が3器設置されています。公衆電話やFAXも利用可能で、訪れる人々の利便性が考慮されています。

総じて、道の駅清和文楽邑は地元文化を深く理解し体験できる貴重なスポットです。周辺には清和総合支所や清和高原天文台などがあり、地域の自然や文化に触れることができます。国道218号沿いに位置するこの施設は、訪れる価値が十分にあります。地元の郷土料理や特産品を楽しみながら、清和文楽の魅力を存分に感じてください。

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