道の駅越後出雲崎天領の里

新潟県三島郡出雲崎町、日本海に面した国道352号沿いに位置する「道の駅越後出雲崎天領の里」。この道の駅は、かつて佐渡からの金銀の輸送拠点であり、北前船も集まる港町として繁栄した江戸時代の出雲崎。この天領だった時代の賑わいを再現し、訪れる人々が江戸時代へタイムスリップしたかのような体験ができることを目指して設計されました。

施設が開業したのは1994年（平成6年）4月。敷地面積は約21,000平方メートルに及び、尼瀬海岸の埋め立て地に建設されました。中核施設は歴史体験ができる「天領出雲崎時代館」で、その周囲に観光物産センター、日本海に突き出す「海上木橋」、そして「日本海夕日公園」などが配置されています。時代館には、2005年（平成17年）4月に石油記念館も開館しています。

比較的新しい動きとして、施設は2025年（令和7年）にリニューアル工事を実施しました。同年3月23日をもって一旦閉鎖し、全面的な改修を経て、4月27日にリニューアルオープンしています。正式開業に先立ち、4月19日から26日まではプレオープン期間として営業が行われました。

施設が立地する尼瀬海岸の埋め立ては、海岸侵食を防ぐための護岸工事と並行して1983年度（昭和58年度）から進められ、丘陵地の町営グラウンド建設で生じた残土が利用されています。

施設には、ドライバーや観光客が利用しやすいように様々な設備が整っています。

• - 駐車場

- 普通車：153台
- 大型車：7台
- 身障者用：2台

• - トイレ

- 男性用：大 8器（うち24時間利用可能 3器）、小 13器（うち24時間利用可能 5器）
- 女性用：14器（うち24時間利用可能 7器）
- 身障者用：2器（うち24時間利用可能 1器）

• - 公衆電話：3台
• - 情報コーナー：地域の観光情報などを入手できます。
• - レストラン「陣や」：営業時間 10:00 - 18:00
• - 観光物産センター：地元のお土産品などを購入できます。
• - 日本海夕日公園：日本海に沈む美しい夕日を眺めることができます。
• - 天領出雲崎時代館・出雲崎石油記念館：出雲崎の歴史や石油産業について学べます。

この道の駅は、国土交通省北陸地方整備局と出雲崎町によって管理されています。運営にはシダックスも関与しています。

休館日は、原則として毎月第1水曜日（5月、8月を除く）と、年末年始の12月30日から1月3日までです。

アクセス方法は複数あります。

• - 自動車：国道352号沿いです。
• - バス：越後交通「天領の里前」バス停より徒歩すぐ（土休日運休）、または「良寛堂前」バス停より西へ徒歩約15分です。
• - 鉄道：JR越後線出雲崎駅より北西へ約5 km（駅前レンタサイクル有）。
• - その他：出雲崎町デマンド交通「てまりん」エリア内。

道の駅の周辺には、貞心尼との交流で知られる良寛の生涯や歌などを展示する「良寛記念館」などがあります。

道の駅一覧の北陸地方やあ行の項目に関連して挙げられる施設の一つです。

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