道の駅足寄湖

道の駅足寄湖：北海道初の道の駅、その終焉と現在

道の駅足寄湖は、かつて北海道足寄郡足寄町に位置し、国道241号沿いにあった道の駅です。北海道で最初に登録された道の駅の一つとして、その歴史は始まりました。

チーズ工場「エーデルケーゼ館」を中心に

この道の駅は、チーズ工場「エーデルケーゼ館」を核としていました。エーデルケーゼとは「高貴なチーズ」という意味で、ここでは工場見学ができ、製造されたチーズを味わえる喫茶店や売店が人気を集めていました。

運営会社の解散とチーズ製造の終了

しかし、特産のチーズの販売不振が続き、運営していた「あしょろ農産公社」が事業を停止し解散することになりました。これにより、チーズの製造は2013年10月末で終了となりました。

チーズ製造事業の再開と道の駅の仮オープン

翌2014年、足寄町農業協同組合（JAあしょろ）がチーズ製造事業と道の駅の管理運営を引き継ぐことを決定。新得町や幕別町でチーズ製造を行っていたチーズ職人を招聘し、チーズ生産を再開しました。同年4月28日には、前年11月から閉鎖状態だった道の駅の仮オープンも行われました。

無人運営への移行と登録抹消

しかし、その後売店やレストランは休業が続き、2016年7月からは駐車場横に小型のログハウスを設置し、室内にスタンプラリー用スタンプや観光ポスターなどを配置して無人運営を行う形となりました。道の駅の関連商品は、町内の別の道の駅であるあしょろ銀河ホール21内の直売所にて販売されるようになりました。

その後、道の駅としての機能はあしょろ銀河ホール21へ統合されることとなり、足寄町から国土交通省へ登録抹消が届け出られ、2022年1月31日付で登録抹消となりました。北海道内の道の駅が登録抹消となるのは、同日に抹消となったフォーレスト276大滝（伊達市）と共に初めてのことでした。

閉業時の施設

閉業時には、以下の施設がありました。

駐車場
普通車：68台
大型車：10台
トイレ（24時間利用可能）
男：大 2器、小 4器
女：5器
身障者用：1器
公衆電話：1台
公衆FAX：1台
ふれあい公園
ドッグラン

これらのうち、ドッグラン・駐車場・トイレ等は登録抹消後も利用できる状態となっています。

過去の施設

エーデルケーゼ館
売店
あしょろ農産公社チーズ工場
喫茶「ハイデ」
レストラン「メイプル」

休館日はなく、無人駅のため24時間開放されていました。

アクセス

国道241号

周辺情報

足寄動物化石博物館
芽登温泉

関連項目

道の駅一覧 北海道地方
道の駅一覧 あ行
道の駅あしょろ銀河ホール21
道の駅山崎
道の駅フォーレスト276大滝
道の駅茶処 和束

外部リンク

北海道の道の駅（北海道開発局）
* 北海道地区「道の駅」連絡会の公式サイト「北の道の駅」

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