道の駅那須与一の郷

道の駅那須与一の郷：歴史と自然が融合する休憩スポット

栃木県大田原市に位置する道の駅「那須与一の郷」は、国道461号線沿いにあり、2004年に開館しました。その名の通り、有名な弓の名手、那須与一ゆかりの地に建てられたこの道の駅は、歴史と自然を満喫できる魅力的なスポットです。

扇型の屋根が印象的な施設

道の駅全体のデザインは、那須与一にちなみ、多くの建物が扇型の屋根で統一されています。これは、与一が屋島の戦いで見せた名場面、扇状の的を射抜いた逸話を彷彿とさせるデザインです。

施設内には、多様な施設が充実しています。広々とした駐車場（普通車89台、大型車3台、身体障害者用2台）に加え、トイレ、公衆電話なども完備されており、旅の疲れを癒すのに最適です。

物産館では地元産の新鮮な農産物や加工品を販売しており、お土産選びにも最適です。レストランでは、地元の食材を使ったこだわりの料理が楽しめます。

那須与一の歴史に迫る「与一伝承館」

道の駅には、「与一伝承館」という歴史資料館があります。ここでは、屋島の戦いで那須与一が扇の的を射抜いた様子を、映像とからくり人形を用いて再現しています。迫力ある演出で、歴史の臨場感を味わうことができます。

また、那須家ゆかりの歴史資料も数多く展示されており、那須氏の歴史や系譜について深く知ることができます。展示資料の中には、那須与一の子孫と伝えられる那須氏の家宝なども含まれています。

特に興味深いのは、那須家の当主、那須隆氏の冤罪事件に関する展示です。昭和24年に発生した弘前大学教授夫人殺人事件に巻き込まれた那須氏は、冤罪を訴え続け、長年の闘いの末、1976年に無罪となりました。この事件を乗り越えた後、那須氏は残されていた家宝701点を大田原市に寄託し、2007年に開館した「与一伝承館」の名誉館長を委嘱されました。

アクセスと周辺情報

道の駅「那須与一の郷」へのアクセスは、国道461号線と栃木県道170号親園南金丸線を利用できます。周辺には、大田原市立金田南中学校や大田原市立金丸小学校などがあり、静かな田園風景が広がっています。

まとめ

道の駅「那須与一の郷」は、歴史と自然を満喫できる、魅力あふれる道の駅です。那須与一ゆかりの地に立ち、歴史に思いを馳せながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。地元の新鮮な食材を使った料理や、お土産選びも楽しめます。栃木県を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

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