道の駅KOKOくろべ

道の駅KOKOくろべ：黒部市の新たな魅力発信拠点

富山県黒部市堀切、国道8号入善黒部バイパス沿いに位置する「道の駅KOKOくろべ」は、2022年4月22日にオープンしました。富山県内16番目、黒部市では2番目の道の駅として、地域活性化の中核を担う存在です。

開発の経緯と名称

道の駅の建設は2015年から検討され、2016年には重点道の駅に選定されました。その後、関係機関との協定締結、道路工事、造成工事などを経て、2020年には一般公募で決定した「KOKOくろべ」という名称が発表されました。「KOKO」は「ここ」を意味し、黒部市からの発展への願いが込められています。

隣接する黒部市総合公園との連携による防災機能も備え、災害時の避難拠点としての役割も担います。当初は温浴施設やカフェ、宿泊施設の誘致計画がありましたが、新型コロナウイルスの流行や資材価格の高騰などの影響を受け、計画変更を余儀なくされました。しかし、2023年にはコンテナ型宿泊施設や温浴施設「湯屋 FUROBAKKA」が開業し、計画は着実に前進しています。

多様な施設と充実の機能

道の駅KOKOくろべは、広々とした駐車場（普通車166台、大型車50台など）、農産物直売所「瑞彩マルシェ」、物販施設「こられっと」、多様な飲食店（フードコートを含む）などを備えています。キッズフロアには滑り台や木製遊具があり、子ども連れでも安心して過ごせる空間です。また、情報提供施設、トイレ、園地（ふわふわドームや水辺空間など）も整備されています。非常用電源、備蓄倉庫、貯水槽なども備え、災害への備えも万全です。

運営は、オープン当初はJAくろべが指定管理者として運営を行っていましたが、2024年度からはジェック経営コンサルタントに交代します。ただし、瑞彩マルシェはJAくろべが引き続き運営を担います。

アクセスと周辺環境

国道8号（入善黒部バイパス）に面し、黒部ICから約10分、JR黒部宇奈月温泉駅から約10分とアクセスも良好です。富山地方鉄道バスも利用可能です。周辺には黒部浄化センター、きららの滝、足湯 ばいおーゆ、黒部市総合公園、黒部市総合体育センター、黒部市美術館、PLANT黒部店などがあります。道の駅開業に伴い、国道8号の交差点名も「堀切交差点」から「道の駅KOKOくろべ交差点」に変更され、交差点の改良も進められています。

まとめ

道の駅KOKOくろべは、単なる休憩施設にとどまらず、地域経済の活性化、観光振興、防災対策など、多様な役割を担う重要な拠点です。黒部市の魅力を凝縮した道の駅として、今後ますますの発展が期待されます。充実した施設、アクセス良好な立地、そして周辺観光資源との連携により、多くの観光客や地元住民にとって魅力的な場所となっています。黒部市を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

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