道南バス登別温泉ターミナル

道南バス登別温泉ターミナル

道南バス登別温泉ターミナルは、北海道登別市登別温泉町に位置するバスターミナルです。道南バスが管理・運営しており、主に郊外線や都市間バスが発着する拠点となっています。旅行者や地域住民にとって重要な交通インフラであり、温泉地へのアクセスを支えています。

概要

ターミナル内には窓口と待合室が設置されており、乗車券の購入や定期券の発行、バスカードの取り扱い、定期観光バスの予約などが可能です。札幌、苫小牧、室蘭方面への路線バスが乗り入れており、広範囲な地域へのアクセスを提供しています。

発着路線

2019年4月1日現在の情報では、以下の路線が発着しています。停留所名は基本的に「登別温泉」です。

高速おんせん号：札幌駅前方面
高速登別温泉エアポート号：新千歳空港方面
高速いぶり号：洞爺湖温泉・東町方面
足湯入口（旧：プリンスホテル前）方面
登別駅前方面
登別駅前 - 東町ターミナル - 室蘭フェリーターミナル方面
登別駅前 - 東町ターミナル - みたら・水族館方面
登別駅前 - 資料館方面
登別駅前 - 若山営業所方面
登別駅前 - 苫小牧駅前 - 苫小牧市立病院方面
* カルルス（ - サンライバスキー場：冬期）方面

これらの路線は、登別温泉と周辺地域を結び、観光客や地域住民の移動手段として重要な役割を果たしています。また、登別温泉観光協会がチャーターする温泉街従業員専用バスも発着しています。

北海道中央バス登別ターミナル（過去）

かつて登別には、北海道中央バスが運営する「北海道中央バス登別ターミナル」が存在しました。場所は現在の道南バス登別温泉ターミナルの向かい、登別万世閣の隣に位置していました。このターミナルにも発券窓口と待合室が設置されていました。

歴史

北海道中央バス登別ターミナルは、高速バスの先駆けとなった「超特急のぼりべつ号」（後の「高速のぼりべつ号」）の発着拠点として重要な役割を果たしました。しかし、登別温泉の再開発に伴い、バスターミナルは取り壊され、発着便は道南バス登別温泉ターミナルに振り替えられました。

「高速のぼりべつ号」は、2005年に苫小牧経由便が、2007年には直行便が相次いで廃止され、北海道中央バスは登別温泉からの路線バス運行から撤退しました。しかし、中登別には寮と車庫が設置されており、現在も観光バスや「高速むろらん号」の滞泊に使用されています。

現在、道南バスが登別温泉への交通を担っていますが、かつては北海道中央バスも重要な役割を果たしていたことがわかります。それぞれのターミナルの歴史を知ることで、登別温泉の交通事情の変化を理解することができます。

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