道浦俊彦

道浦俊彦について

道浦俊彦（みちうら としひこ、1961年8月26日生まれ）は、読売テレビの報道局で専門部長を務める著名なアナウンサーです。彼は「現代用語の基礎知識」の執筆委員や、日本新聞協会用語懇談会のメンバーとしても活動しています。

生い立ちと経歴

三重県上野市に生まれた道浦は、後に大阪府で育ちました。育った地域は、大阪府内の複数の自治体に加え、愛知県名古屋市や岩倉市にも及びます。早稲田大学の政治経済学部に進学し、在学中には早稲田大学グリークラブに所属しました。1984年には読売テレビにアナウンサーとして入社し、以来ニュースや情報番組をメインに担当しています。2008年からは報道局の副部長に就任し、2014年には現在の専門部長職に就きました。

道浦は言葉に関する知識が豊富で、読売テレビでの仕事において放送用語マニュアルや「平成ことば事情」といったエッセイを多く手掛けています。彼のエッセイは8000回以上も連載され、現在では「新・ことば事情」というタイトルでさらに更新されています。多くの全国ネットの番組に関与し、時にはアナウンサーとして画面に登場しない場合でも、原稿や字幕の校閲をしっかりと行っています。

教育活動

道浦は2006年以降、甲南大学で非常勤講師として「マスコミ言語研究I」を教えています。学びの場を通じて、学生たちにマスコミ業界での言葉の重要性を伝えています。また、2013年からは「道浦俊彦のことばのことばかり」というタイトルで、ニコニコ生放送にて月に1回のペースで動画コンテンツを配信し、広範な視聴者に向けて言葉についての知識を提供しています。

趣味と特技

道浦は特にサッカーに情熱を注いでおり、「ワールドカップは必ず現地で観戦する」というスタンスを持っています。2006年のワールドカップ開催中には、ドイツに滞在し、その模様を動画で公式サイトを通じて配信しました。このように、仕事と趣味の両面で豊かな発信をしています。

主な担当番組

道浦は、様々な番組に関わってきました。『ゲツキン!』や『ニューススクランブル』、読売新聞ニュースなどでのナレーションや情報提供を行い、特に『情報ライブ ミヤネ屋』ではナレーション担当や「ヨミ斬りタイムズ」コーナーの進行役を務めています。阪神淡路大震災の際にも、直後から局の中継に積極的に参加し、視聴者に向けて第一報を伝えました。

著作活動

道浦は著作活動も行っており、2003年には『「ことばの雑学」放送局』をPHP研究所から刊行しました。この本には、「平成ことば事情」の内容がまとめられています。また、2007年には初の著作として『スープのさめない距離は何メートルか』といった作品を公開し、更に『かなりあやしい!?』の監修を手掛けるなど、様々な形で言葉の魅力を発信しています。

道浦俊彦は、テレビだけでなく教育や著作活動を通じて、言葉の重要性を多くの人に伝え続けています。

もう一度検索