遠藤一星

遠藤 一星のプロフィール

基本情報

遠藤一星（えんどう いっせい）は1989年3月23日生まれ、東京都新宿区出身の元プロ野球選手です。主に外野手と内野手として活動し、右投左打のスタイルを持っています。彼の野球に対する情熱は幼少期から始まり、数々のチームで腕を磨きました。

経歴

プロ入り前

一星は小学校1年生の時に野球を始め、新宿区立新宿中学校では「川崎中央リトルシニア」に所属しました。その後、駒場学園高等学校に進学し、 東東京大会でベスト4進出を果たしたものの、甲子園出場の経験はありません。2006年にはプロ入りを希望し、志望届を提出しましたが、指名は見送られました。その後、中央大学に進学し、1部リーグで64試合に出場。大学生活では42安打、23盗塁を記録しました。同じ大学の同期には後にプロで活躍する澤村拓一がいます。

社会人野球とプロ入り

大学卒業後は東京ガスに入社し、野球部で活動。2014年には都市対抗野球でベスト8入りし、仁川アジア大会では日本代表にも選出されました。この活躍が評価され、2014年のプロ野球ドラフトで中日ドラゴンズから7位指名を受け、契約金5000万円、年俸1000万円という条件で入団が決まりました。背番号は23に決まりました。

中日時代

1年目（2015年）

プロ入りした年は1軍キャンプでスタート。期待されながらも二軍で開幕を迎えましたが、6月には一軍に昇格。7月にはプロ初安打を記録し、最終的に41試合に出場して打率.271、4本塁打を記録しました。その年の年俸も増額され、翌年から選手会会計を務めることが発表されました。

2年目以降

2016年は開幕から苦しみ、30打数で二軍に降格。以降も内外野共に挑戦しましたが、シーズンを通じて思うように結果を残せず、27試合の出場に留まりました。2017年は外野手にコンバートされ、開幕戦で良いスタートを切りましたが、成績は振るわず、50試合に留まりました。2018年は2軍で打率.236しか残せず、2019年開幕時には1軍スタートできますが、主に代走や守備固めとして108試合に出場しました。

2020年は65試合出場も打撃成績が低迷し、2021年には一軍での出場機会がなく、シーズン終了後に戦力外通告。ナゴヤ球場で引退を表明しました。

引退後

遠藤一星は引退後、野球業界から離れ、サラリーマンとしての新しい道を歩む予定です。

特徴・人物像

彼はフットワークの良さと卓越した遠投力を持ち合わせた俊足強打の遊撃手として知られ、特に盗塁成功率が高い選手でした。愛称の「エンさん」はチームメイトから親しまれています。その顔立ちは端正で、モデルとしてスカウトされた経験もあり、匂いにもこだわりを持っています。面倒見の良い一面もあり、後輩選手たちから慕われていました。意外にも恥ずかしがり屋の性格ながら、チームの盛り上げ役としても活動していた彼の姿は多くのファンの記憶に残っています。

記録

遠藤一星は以下の記録を残しています。

• - 初出場：2015年6月27日、対広島東洋カープ
• - 初安打・初打点：2015年7月1日、対横浜DeNAベイスターズ
• - 初本塁打：2015年7月25日、対東京ヤクルトスワローズ

背番号は23を通して使用し、登場曲には清水翔太の「DREAM」など多彩な曲が使われました。彼のプロ野球生活は多くのファンに愛されたことでしょう。

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