遠藤智史

遠藤智史（えんどうともふみ） ～キックボクシング界の王者～

遠藤智史は1981年5月19日生まれで、東京都あきる野市出身の男性キックボクサーです。彼はヌンサヤームジムに所属し、プロキックボクシング界で多くの成果を上げてきました。特に、彼はM-1ライト級王者や全日本ライト級王者としての実績を持ち、日本のキックボクシングシーンにおいて重要な存在を示しています。

来歴

遠藤のキックボクシングキャリアは、2004年から始まりました。その年の5月には、第15回全日本新空手道選手権大会のK-2トーナメントに出場し、3位という成績を収めました。そして同年の7月には、AJジムに所属し、全日本キックボクシング連盟にてプロデビューを果たしました。

デビューから数試合を経て、2006年4月には全日本キックボクシング連盟で正巳と対戦し、判定負けを喫します。この試合は彼にとって初の黒星となりました。彼はその後、タイのルンピニー・スタジアムで開催された「スッグ・フェアテックス」イベントに初挑戦し、ムエタイ選手と対戦しましたが、再び判定負けとなり、苦い経験を重ねました。

2008年には、全日本ライト級王座決定トーナメントにおいて、寺崎直樹や白濱卓哉を相手に勝利を収め、全日本ライト級王座決定戦へと進出します。12月には、海戸淳を3-0で下し、ついに王座を獲得しました。これが遠藤のキャリアにおいて大きな転機となりました。

翌年の2009年、遠藤はJ-NETWORKに初参戦し、スーパーフェザー級王者の木村天鮮、続いてライト級王者の黒田アキヒロに対しても勝利を収めました。しかし、同年に全日本キックボクシング連盟が解散し、AJジムも閉鎖されることになり、遠藤はヌンサヤームジムに移籍を余儀なくされます。

2010年には、初代M-1ライト級王座決定トーナメントの準決勝で中村敏射と対戦しますが、ここでは判定負けとなります。しかし、その後中村が負傷したため、遠藤は繰り上がりで王者決定戦へ進むこととなります。そして、2010年6月には壮泰との初代M-1ライト級王者決定戦で膝蹴りによるKO勝利を収め、王座を手に入れました。

しかし、2010年9月には、カノンスック・ウィラサクレックとのダブルタイトルマッチに臨み、左肘打ちによってTKO負けを喫し、M-1ライト級王座を失いました。

戦績と獲得タイトル

遠藤智史は数多くの試合を戦い抜き、以下のタイトルを獲得しました。

• - 第18代全日本ライト級王座
• - 初代M-1ライト級王座

彼の戦績はその後も増え続けており、キックボクシング界での存在感はますます高まっています。遠藤智史は、今後も多くのファンを魅了し続ける選手であることは間違いありません。彼のキャリアがどのように展開していくのか、今後の動向が期待されます。

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