遠藤淳志

遠藤淳志（えんどう あつし）

概要

遠藤淳志は茨城県土浦市出身のプロ野球選手で、広島東洋カープに所属しています。1999年4月8日生まれの彼は、右投げ右打ちの投手として活躍しています。

経歴

プロ入り前

遠藤は小学1年生から野球を始め、斗利出ベアーズに所属しました。彼は4年生から投手としての道を歩み、土浦市立新治中学校を経て、霞ケ浦高校に進学します。1年生の夏には甲子園出場を果たしたものの、ベンチ入りは叶わず、2年生の秋からエースとしての期待を背負うも、夏休み中の怪我で出場できませんでした。しかし、3年春の関東大会でベスト8に進出し注目を集めると、全国高等学校野球選手権大会では140キロを計測。彼の勇敢な投球が多くのスカウトの注目を浴びました。

2017年のドラフトで広島東洋カープから5巡目で指名され、契約金3000万円でプロ入り。背番号66を背負い、茨城県内ではプロ野球に進む選手が少ない中、彼の存在は特に注目されました。

プロ入り後

遠藤のプロ生活は2018年に始まりました。彼はウエスタン・リーグで4試合に登板したものの、その年は限られた出場機会に留まりました。2019年には技術を磨き、初登録から初登板まで至った。6月7日の福岡ソフトバンクホークス戦でプロ初登板し、無失点で抑えました。さらに、同年の8月21日にプロ初勝利を挙げ、24日にはセーブも記録しました。この時点での最年少記録を樹立し、彼の名は広く知られることになりました。

2020年には新型コロナウイルスの影響もありましたが、先発ローテに定着。初先発で初勝利を上げ、さらには完投勝利にも成功しました。2021年には登板機会が減少し、苦しいシーズンとなりましたが、2022年にはローテーションを勝ち取り復活を遂げました。特に阪神戦での無失点の投球が印象的でした。

2023年も新たな成長を見せ、開幕からローテーションに名を連ねました。初登板では雨天でのスライド登板となりましたが、シーズン初勝利を飾ります。ただ、勝利数が伸び悩む時期もありましたが、彼の成長への期待は高まっています。

プレースタイル

彼の投球スタイルは長身からくる高い角度の直球と縦に割れるカーブが特徴です。スライダーやフォークも操り、近年はチェンジアップの習得にも力を入れています。初キャンプではコーチからも評価を受け、プロの世界でも将来が期待されています。

プロとしての目標

遠藤は、憧れの選手である黒田博樹のように、広島カープを代表する投手になりたいと強く思っています。将来的に日本のエースとして称えられるための基盤を作っていく決意を口にしています。

結論

遠藤淳志選手は、多くの困難を乗り越えながらプロ野球での成長を続けています。彼の驚くべき才能と努力は、これからも多くのファンを魅了し続けることでしょう。

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