邢台県

邢台県（けいたい-けん）は、中華人民共和国河北省邢台市に存在した県です。

歴史

邢台の歴史は殷代に邢が設置されたことに遡ります。周代には邢国の国都として機能しました。

秦朝は信都県を設置し、前漢成立後の紀元前206年（高祖元年）に襄国県と改称されました。隋朝は589年（開皇9年）に竜岡県と改称し、596年（開皇16年）に邢州が設置されるとその州治となりました。

1120年（宣和2年）、宋朝は竜岡県を邢台県と改称し、信徳府の府治としました。金代になると1129年（天会7年）に再び邢州の州治となりましたが、元代の1262年（中統3年）には信徳府の府治、1265年（至元2年）には信徳路の路治とされ、明清代は信徳府の府治として機能しました。

中華民国が成立すると1913年（民国2年）に府制が廃止されましたが、邢台県はその後も存続しました。

しかし、2020年6月23日、邢台県は襄都区と信都区に分割編入され、その歴史に幕を閉じました。

行政区画（2020年6月廃止時点）

邢台県は以下の行政区画を有していました。

街道: 豫譲橋街道
鎮: 晏家屯鎮、祝村鎮、東汪鎮、南石門鎮、羊范鎮、皇寺鎮、会寧鎮、西黄村鎮、路羅鎮、将軍墓鎮、漿水鎮、宋家荘鎮
* 郷: 太子井郷、竜泉寺郷、北小荘郷、城計頭郷、白岸郷、冀家村郷

これらの地域は、現在では襄都区または信都区の一部となっています。

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