郡上市民病院

郡上市民病院について

郡上市民病院は岐阜県郡上市に所在する公共の病院で、郡上市によって運営されています。この病院は、かつて郡上広域連合が運営していた郡上中央病院の後継施設であり、地域内では最大の総合病院となっています。また、へき地中核病院にも指定されており、地域医療の重要な役割を果たしています。

概要

病院には14の診療科が設けられており、幅広い医療サービスを提供しています。病床数は150床で、一般病床が100床、療養型病床が50床となっており、地域住民が必要な医療を受けやすい環境が整っております。2006年に完成した新しい建物は、旧病院の近くに位置する「大正町公園」の一部として設計されており、緑豊かな環境の中にあります。この施設は公園との調和を重視しており、医療施設と自然が一体となった設計が魅力的です。なお、旧郡上中央病院は2007年に解体され、その跡地は整備された公園として地域に還元されています。また、病院の建物は2007年に第48回BSC賞を受賞した実績もあります。

沿革

病院の歴史を辿ると、1962年に社団法人郡上郡医師会立臨床センターとして開業されたことが始まりです。その後、1976年に郡上広域行政事務組合に移管されたことを機に、郡上中央病院に改称されました。旧病院は八幡町や大和町、高鷲村、美並村、明宝村などが共同で管理を行っており、白鳥町や和良村はそれぞれの町村立病院を運営していたため、直接的な関係はありませんでした。

1987年にはへき地中核病院に指定され、地域医療のさらなる充実が図られました。その後、2004年には郡上広域連合の解散を受け、郡上市が発足することとなり、郡上中央病院は郡上市に移管され「郡上市民病院」に改称されました。2006年5月には新館が完成し、再び地域医療への貢献が進められることとなりました。

交通機関

郡上市民病院へのアクセスは非常に便利で、郡上市自主運行バスの「郡上八幡コミュニティバス」から「郡上市民病院」バス停で下車するとすぐに到着できます。また、長良川鉄道越美南線の郡上八幡駅から徒歩約10分ほどでアクセス可能です。さらに、岐阜バスの各路線も利用でき、「八幡栄町」バス停からは徒歩約5分と、地域の交通機関が充実しています。

施設情報

郡上市民病院の建物は鉄筋コンクリート構造で、地上6階及び地下1階の構造を持ち、延床面積は18,165平方メートルです。建物の設計は現代的でありながら、周囲の環境とも調和しています。また、総合受付の反対側には八幡信用金庫のATMも設置されています。

このように、郡上市民病院は地域住民の健康を守るため、医療サービスの充実を図り、医療以外の面でも地域に貢献している意義深い施設です。

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