郡上市自主運行バス

郡上市自主運行バスは、岐阜県郡上市が運営するコミュニティバスです。このバスは、旧町村が合併する以前から存在していたそれぞれのバスを引き継いでおり、制度、運賃、運行委託先が地区によって異なります。

運行ルートと運賃

郡上八幡地区

郡上八幡コミュニティバス「まめバス」：郡上八幡の中心市街地を巡回するバスで、赤ルートと青ルートがあります。郡上タクシーが運行を委託されており、運賃は100円です。毎日運行していますが、12月30日から1月3日は運休します。
相生線：宇留良から郡上八幡駅、郡上市役所を結ぶ路線です。旧八幡町が運行していた八幡町自主運行バスを引き継いでいます。運賃は100円で、平日と土曜日に運行します。夏季（4月1日から9月30日）と冬季（10月1日から3月31日）で運行ダイヤと経由地が異なり、夏季は腰細経由、冬季はラドンセンター経由となります。8月13日から16日、12月29日から1月3日は運休します。
小駄良線：郡上高校から戒仏口、戒仏を結ぶ路線で、旧八幡町が運行していました。運賃は100円で、平日のみ運行しています。冬季は戒仏口止まりとなり、8月13日から16日、12月29日から1月3日は運休します。

高鷲地区

鷲見線：正ヶ洞から高鷲庁舎前を経由してひるがのへ向かう路線です。旧高鷲村が運行していた高鷲村営バスを継承しています。運賃は100円で、平日のみ運行し、全線フリー乗降区間です。8月13日から8月16日、12月31日から1月3日は運休します。
鮎立線：高鷲タクシーが運行する予約制のバスです。正ヶ洞から高鷲庁舎前を経由し、湯の平温泉前や切立などを巡回します。運賃は100円で、月・水・金曜日に運行します。一部フリー乗降区間があり、8月13日から16日、12月31日から1月3日は運休します。

美並地区

美並北ルート：さつき苑を起点に深戸駅、美並ふるさと館前、郡南中学校体育館、美並庁舎前などを巡回する路線です。運賃は100円で、平日のみ運行し、8月13日から8月16日、12月31日から1月3日は運休します。
美並南ルート：美並庁舎前を起点に南部体育館、みなみ子宝温泉駅、道の駅美並、木尾駅、八坂駅、吉田小学校前などを経由し、さつき苑へと戻る路線です。運賃は100円で、平日のみ運行し、8月13日から8月16日、12月31日から1月3日は運休します。
美並美濃線：さつき苑から美並庁舎、道の駅美並、洲原を経由して美濃市役所前、美濃病院、美濃市サピーを結ぶ路線です。美並地区と美濃市を結び、運賃はゾーン式です。月・水・木曜日に運行し、8月13日から8月16日、12月29日から1月3日は運休します。

明宝地区

気良線：明宝中前を起点に気良口、明宝小前、野口、中切などを経由して明宝中前に戻る路線で、旧明宝村が運行していた明宝村村営バスです。運賃は100円で、平日と土曜日に運行し、一部フリー乗降区間があります。12月31日から1月3日は運休します。
寒水線：明宝中前から伝承館前を経由して見座へ向かう路線で、旧明宝村が運行していた明宝村村営バスです。運賃は100円で、平日と土曜日に運行し、一部フリー乗降区間があります。12月31日から1月3日は運休します。
小川線：明宝小前、明宝中前、殿林口などを経由して小川小前、椹谷口へ向かう路線で、旧明宝村が運行していた明宝村村営バスです。運賃は100円で、平日と土曜日に運行し、一部フリー乗降区間があります。12月31日から1月3日は運休します。

大和地区

栗巣・古道線：北切から上栗巣体育館、フィールドミュージアム、やまと温泉、大和庁舎、大和生涯学習センターを結ぶ路線です。旧大和町が運行していたやまとふれあいバスで、運賃は100円です。月・水曜日に運行し、一部フリー乗降区間があります。12月31日から1月3日は運休します。
神路線：上神路からやまと温泉、大和庁舎、大和生涯学習センターを結ぶ路線で、旧大和町が運行していたやまとふれあいバスです。運賃は100円で、火・木曜日に運行し、一部フリー乗降区間があります。12月31日から1月3日は運休します。
落部・場皿線：中坪を起点に大和西小学校前、JA大和南支店前などを経由し、やまと温泉、大和庁舎、大和生涯学習センターを結ぶ路線です。旧大和町が運行していたやまとふれあいバスで、運賃は100円です。火・木曜日に運行し、一部フリー乗降区間があります。往路と復路で経由地が異なり、往路は大和生涯学習センターが終点、復路はやまと温泉が始点となります。12月31日から1月3日は運休します。
大間見・小間見線：清浄寺からやまと温泉、大和庁舎、大和生涯学習センターを結ぶ路線で、旧大和町が運行していたやまとふれあいバスです。運賃は100円で、金曜日に運行し、一部フリー乗降区間があります。12月31日から1月3日は運休します。

和良地区

土京線：根本を起点に土京口、方須下を経由して診療所へ向かう路線です。奇数月と偶数月でダイヤが異なり、運賃は100円です。月・火・金曜日に運行し、祝日と12月29日から1月3日は運休します。一部フリー乗降区間があります。
鹿倉線：四軒家から鹿倉ひまわりプラザ、道の駅和良を経由して診療所へ向かう路線です。土京線と同様に奇数月と偶数月でダイヤが異なり、運賃は100円です。月・火・金曜日に運行し、祝日と12月29日から1月3日は運休します。一部フリー乗降区間があります。
田平・美山線：診療所を起点に錦帯橋、井洞、美山、中鬼谷などを経由し、法師丸公民館前を経て診療所へ戻る路線です。運賃は100円で、月・火・金曜日に運行し、祝日と12月29日から1月3日は運休します。一部フリー乗降区間があります。

廃止路線

郡上市コミュニティバス：岐阜バス「荘川八幡線」の廃止に伴い、白鳥交通が一部区間を運行していましたが、平成30年に廃止されました。
旧白鳥町自主運行バス：干田野線、那留線、牛道線は廃止され、白鳥町デマンドバスとして運行されています。石徹白線は郡上市自主運行バスを経て、現在は白鳥交通の一般路線となっています。

沿革

1974年：明方村営バス寒水線、気良線運行開始。
1985年：高鷲村が村営バス運行開始。
1986年：国鉄バス石徹白線廃止。
1987年：国鉄バス那留線廃止、白鳥町自主運行バス石徹白線運行開始。
1990年：白鳥町自主運行バス那留線運行開始。
1992年：明方村が明宝村に改称。
1993年：白鳥町自主運行バス石徹白線の一部を干田野経由に変更。
1995年：白鳥町自主運行バスが牛道・阿多岐間運行開始。
1999年：やまとふれあいバス運行開始。
2002年：JR東海バスが郡上地区から撤退。
2003年：白鳥町自主運行バスの干田野線、那留線、牛道線が廃止、デマンドバスに移行。
2004年：郡上市発足に伴い、各町村のバスが郡上市自主運行バスに移行。
2010年：岐阜乗合自動車が荘川八幡線を廃止し、郡上市コミュニティバスとして代替運行開始。
2012年：まめバスの運行委託先を郡上タクシーに変更、岐阜バスコミュニティ八幡が一般路線バス事業から撤退。
2014年：郡上市自主運行バス石徹白線の運行委託先を白鳥交通に変更。
2018年：白鳥交通が運行していた白鳥荘川線が廃止。

脚注

外部リンク

郡上市自主運行バス
八幡観光バス
* 白鳥交通

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