郷ちぐさ

郷ちぐさのプロフィールと経歴

郷ちぐさ（ごう・ちぐさ）は、高知県の幡多郡清水町、現在の土佐清水市にて生まれた宝塚歌劇団雪組の元男役トップスターであり、幅広い活動を続けるタレントです。身長は163cmで、宝塚歌劇団時代には「チャッチー」という愛称で親しまれていました。彼女は1963年に宝塚歌劇団に入団し、その後は舞台において様々な役を演じてきました。出身校は清水中学校です。

宝塚歌劇団でのキャリア

郷ちぐさは、宝塚歌劇団の49期生として入団し、初舞台は『花詩集』でした。この作品は、星組の公演で1963年に上演されました。彼女は初期の頃は花組に所属していましたが、1970年に雪組への組替えがありました。この頃、宝塚の舞台に立ち続けていましたが、映画に外部出演していたため公演に参加できないこともありました。しかし、1971年に『紅梅白梅』で正式に雪組主演男役としてのデビューを果たします。

その後、1972年の公演『落葉のしらべ/ノバ・ボサ・ノバ』で宝塚歌劇団を退団します。彼女は結婚を前提に交際していた相手との関係を優先し、当時の活動を終えることを選びました。

退団後の生活と新たなスタート

宝塚を離れた後、郷ちぐさは家庭生活に専念し、一般人として静かな日々を過ごしました。しかし、2001年には宝塚OGイベント「花の狸御殿」をきっかけに再び芸能界に復帰し、その後は京都府与謝郡与謝野町に事務所を構え、エンターテインメント活動を行っています。彼女はタレントとしてだけでなく、着物のイベントやショーのプロデュースを多数手掛けています。

雪組後輩や同期との関係

郷ちぐさは、同じく雪組に所属していた後輩の世れんかに対してその芸名を名付けたことが知られており、1980年に世れんかが亡くなった際には、同期の榛名由梨と共に彼女の死を深く悲しんだと伝えられています。これらの出来事は、彼女がどれだけ仲間を大切に思っていたかを示すエピソードです。

宝塚時代の主な舞台

郷ちぐさが出演した主な舞台作品には、次のようなものがあります：

• - 『笹四郎の笛』
• - 『不思議な赤穂浪士』
• - 『シンデレラ・イタリアーノ』
• - 『禁じられた初恋』
• - 『紅梅白梅』『シンガーズ・シンガー』

彼女の舞台での活躍は、観客に強い印象を残し、多くのファンに支持されました。

好みや私生活

郷ちぐさの好きな花は、薄いブルーの紫陽花で、彼女の感性の一端を表しています。彼女は宝塚歌劇団の卒業生として、また一人のタレントとして、現在でも多くの人々に親しまれています。その独特なキャリアと人間性は、今もなお魅力を放っています。

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