都濃町

都濃町（つのちょう）は、かつて山口県都濃郡に存在した町です。現在の周南市の南東部、錦川の流域にあたる地域に位置していました。

地理

都濃町は、豊かな自然に囲まれた地域でした。町内には以下の山岳、河川、湖沼が存在しました。

山岳：緑山、岡山、竜文寺山、金峰山、白石岳、大峠、馬糞ヶ岳
河川：錦川
湖沼：菅野ダム

これらの自然環境は、都濃町の住民の生活や産業に深く関わっていました。

歴史

都濃町の歴史は、周辺の村々の合併と、その後の徳山市への編入という変遷をたどります。

1954年（昭和29年）12月1日：須々万村・中須村・長穂村が合併し、都濃町（第1次）が発足しました。
1955年（昭和30年）7月20日：須金村の一部（大字金峰および須万の一部）を編入し、改めて都濃町（第2次）が発足しました。この合併により、都濃町の領域が拡大しました。
1962年（昭和37年）4月1日：大字中須南の一部（字滝ノ口）が下松市に編入されました。町の一部が分離するという出来事がありました。
1966年（昭和41年）1月1日：徳山市に編入され、同日をもって都濃町は廃止となりました。短期間で自治体としての歴史を終えることとなりました。

都濃町は、その短い歴史の中で、合併による町の拡大、一部地域の分離、そして最終的な徳山市への編入という、地方自治体の変遷を経験しました。この地域は現在、周南市の一部として、新たな発展を遂げています。

参考文献

角川日本地名大辞典 35 山口県

関連項目

* 山口県の廃止市町村一覧

もう一度検索