野中光男

野中光男（のなか みつお）

野中光男は、1944年（昭和19年）に生まれた、日本の元陸上自衛官です。佐賀県出身で、現在は埼玉県に在住しています。最終階級は陸将。

経歴

野中氏は、福岡県立修猷館高等学校を卒業後、防衛大学校第12期に入校。同期には、初代統合幕僚長の先崎一などがいます。1968年（昭和43年）3月に陸上自衛隊に入隊し、1等陸曹からキャリアをスタートさせました。野戦特科を専門として、着実に昇進を重ね、1980年（昭和55年）1月には3等陸佐に、1983年（昭和58年）7月には2等陸佐に昇任。

1987年（昭和62年）1月には1等陸佐となり、1991年（平成3年）3月16日には第4特科群長兼上富良野駐屯地司令に就任しました。その後、1992年（平成4年）6月15日には陸上幕僚監部人事部補任課長に異動。

1993年（平成5年）7月1日には陸将補に昇任。1994年（平成6年）7月1日には中部方面総監部幕僚副長に着任し、在職中には松島悠佐総監の指揮の下、阪神・淡路大震災の災害対処に尽力しました。1996年（平成8年）7月1日には陸上幕僚監部調査部長に、1997年（平成9年）7月1日には東部方面総監部幕僚長兼朝霞駐屯地司令に就任しました。

1998年（平成10年）7月1日には陸将に昇任し、第21代第4師団長に着任。1999年（平成11年）12月10日には第2代情報本部長に就任し、自衛隊の情報収集活動を統括しました。2001年（平成13年）12月3日には、第30代東北方面総監に就任。

2002年（平成14年）12月2日に退官しました。

長年にわたる自衛隊への貢献が認められ、2015年（平成27年）11月3日には瑞宝中綬章を受章しました。

主な役職

第4特科群長兼上富良野駐屯地司令
陸上幕僚監部人事部補任課長
中部方面総監部幕僚副長
陸上幕僚監部調査部長
東部方面総監部幕僚長兼朝霞駐屯地司令
第21代第4師団長
第2代情報本部長
第30代 東北方面総監

受章

瑞宝中綬章（2015年）

参考文献

防衛年鑑2000 （防衛年鑑刊行会）

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