野口英世青春通り

野口英世青春通りと大町通り：会津若松市の歴史と文化が交差する道

福島県会津若松市の中心市街地に位置する野口英世青春通りと大町通りは、会津若松の歴史と文化を色濃く残す通りです。この記事では、二つの通りの概要、歴史、沿線スポットについて詳しく解説します。

概要

野口英世青春通りと大町通りは、それぞれ神明通り、中央通り（国道118号、国道121号、国道401号）の西側に並行し、会津若松市役所付近と会津若松駅付近を結んでいます。大町通りは「町方蔵しっく通り」とも呼ばれ、レトロな雰囲気が漂います。

歴史

江戸時代の大町通り

江戸時代、大町通りは郭内に位置し、大町口郭門から南町口郭門へと続く重要な通りでした。漆器商が多く住み、賑わいを見せていたとされます。

明治時代以降

1899年に若松駅（現在の会津若松駅）が開業すると、大町通りは駅と市街地を結ぶ通りとして発展し、店舗が増加しました。昭和時代には国道49号の一部となり、交通量が増加したため、若松バイパスや中央通りの整備が行われました。

野口英世青春通りの命名

1992年、野口英世青春通りが命名されました。これは、医学者・野口英世が手術を受けた会陽医院の跡地が周辺にあるなど、野口英世とゆかりが深いことに由来します。通りはレンガ敷きに改修され、野口英世青春広場も開設されました。

沿線情報

野口英世青春通り、大町通り沿いには、数々の見どころがあります。

野口英世青春館・會津壹番館: 歴史的建造物を利用した観光施設
熊野神社: 歴史ある神社
彌勒寺、融通寺、実成寺: 静かで落ち着いた雰囲気の寺院
AIZUビューティカレッジ: 美容に関する専門学校
会津若松駅、七日町駅: JR磐越西線、只見線の駅
十日市: 毎年1月10日に開催される伝統的な市。縁起物や食べ物の露店が並びます。蘆名氏時代から続くと言われています。


野口英世青春通り、大町通りは、会津若松の歴史と文化を感じられる魅力的な通りです。会津若松を訪れる際には、ぜひ散策してみてください。

参考文献
会津若松市史研究会『会津若松市史10 会津、戦後から明日へ』会津若松市、2009年
会津若松市史研究会『会津若松市史19 会津の史的風景』会津若松市、2006年

外部リンク
* 野口英世青春通り

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