野村豊和

野村豊和

野村豊和（のむら とよかず、1949年7月14日 - ）は、日本の著名な柔道家であり、1972年のミュンヘンオリンピック柔道男子70kg級で金メダルを獲得したことで知られています。奈良県広陵町出身。

プロフィール

氏名: 野村豊和（のむら とよかず）
性別: 男性
生年月日: 1949年7月14日
出身地: 奈良県北葛城郡広陵町
身長: 163cm
得意技: 背負投、一本背負投、巴投
所属: 天理高校 - 天理大学 - 博報堂 - 和歌山県高校職員

経歴

野村豊和は、柔道一家に生まれました。父は地元・奈良で道場を開く柔道師範であり、兄はロサンゼルスオリンピック金メダリストの細川伸二など数々の名選手を育てた天理高校柔道部監督、甥はオリンピック3連覇を達成した野村忠宏という、まさに柔道界のサラブレッドです。

1972年、ミュンヘンオリンピック軽中量級（70kg級）に出場し、見事金メダルを獲得。その実力を世界に示しました。翌1973年には、世界選手権軽中量級でも優勝を果たし、その地位を不動のものとしました。

引退後は、和歌山県の高校職員として後進の指導にあたりました。

主な戦績

1967年 - インターハイ　中量級　優勝
1969年 - 世界柔道選手権 軽量級準優勝
1970年 - アジア選手権　軽中量級　優勝
1971年 - 世界柔道選手権 軽量級準優勝
1971年 - 全日本学生柔道選手権大会　軽量級　優勝
1972年 - 全日本選抜体重別柔道選手権 軽中量級優勝
1972年 - ミュンヘンオリンピック 軽中量級優勝
1973年 - 世界柔道選手権 軽中量級（70kg以下）優勝

ミュンヘンオリンピックでの戦い

野村豊和が金メダルを獲得したミュンヘンオリンピックでの戦績は以下の通りです。

決勝：アントニ・ザイコウスキー（背負い投げ 27秒）
準決勝：アナトリー・ノビコフ（3分39秒）
3回戦：アントニ・ザイコウスキー（3分47秒）
2回戦：アンタル・ヘテニ（3分12秒）
1回戦：王榮錫（57秒）

栄誉

1985年、広陵町名誉町民
2005年4月3日、奈良県広陵町竹取公園に記念碑「金メダルの塔」が完成

野村豊和は、その卓越した柔道技術と精神力で、日本柔道界に多大な貢献をしました。彼の功績は、後世に語り継がれることでしょう。

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