野田圭一(のだ けいいち)
1943年9月16日生まれ、
山口県出身の日本の声優、
俳優、ナレーターです。日本の声の世界で広く知られ、
青二プロダクションに所属しています。
来歴
野田圭一は5人兄弟の末っ子として誕生しました。中学校時代、年の離れた次兄の勧めで家族は上京し、商業高校に進学しました。高校卒業後は両親の期待に応えようと繊維会社に就職するものの、芸能界への興味が高まり、劇団に加入しました。洋画の
吹き替えを通じて声優としてのキャリアをスタートさせ、この道を選択しました。
彼は初期に劇団現代喜劇や東京アクタープロに所属し、
青二プロダクションが設立された際から活躍を続けています。
1960年代から
1980年代にかけては、多数の東映動画作品に出演し、近年では
テレビ番組の
ナレーションにおいて特に目立った存在感を発揮しています。
人物・特色
彼の声は「清潔で力強いソフト
バリトン」に分類され、端正で力強い特徴があります。野田は数多くのアニメやテレビ作品に参加し、『
グレートマジンガー』の剣鉄也役や『
アパッチ野球軍』の堂島剛役を務めるなど、印象的なキャラクターを数多く演じてきました。
剣鉄也役について、彼は「単なるヒーローではなく、内面的な葛藤や背景があるキャラクターを演じることで、より深みのある表現を目指した」と語っています。これにより、彼は演技における深化を追求し続け、役に対して誠実な姿勢で取り組んできました。
野田圭一は普通自動車
免許と小型船舶2級
免許を保有しています。また、趣味は
ゴルフ、
テニス、スキューバダイビングであり、出身地の山口弁を話すことができます。
主な出演作品
テレビアニメ
- - 1968年: 『怪物くん』
- - 1974年: 『グレートマジンガー』 - 剣鉄也役
- - 1979年: 『銀河鉄道999』 - 与作役 など多数の作品に出演。
劇場アニメ
野田は多くの洋画やドラマにおいて声の
吹き替えを担当しており、特に『
スパイ大作戦』や『
刑事コロンボ』などの作品に参加しています。彼の声は様々な角色に命を吹き込み、多くの視聴者に深く印象を残しました。
現在の活動
現在、彼は依然として声優業を精力的に続けており、特に
ナレーション活動において目立った存在です。「
世界まる見え!テレビ特捜部」などの長寿番組での
ナレーションも担当し、変わらぬ人気を誇っています。彼の存在は日本の声優界で長年受け入れられ、尊敬されています。これからも多くの作品で彼の声を聞くことができるでしょう。