金井健雄

金井健雄（かない たてお）

金井健雄氏は、1984年11月5日に群馬県太田市で生を受けた日本のラグビーユニオン選手です。フィールド上では主にプロップ（PR）のポジションを担い、その身長175センチ、体重111キログラムという堅牢な体格を活かしたプレーで知られています。チームメイトからは親しみを込めて『白鵬』や『たてお』といった愛称で呼ばれています。

経歴

金井氏がラグビー競技に初めて触れたのは15歳の時でした。地元群馬県の県立太田高等学校で学び、2003年に同校を卒業すると、慶應義塾大学へ進学しました。大学のラグビー部である慶應義塾體育會蹴球部では才能を開花させ、最終学年となる2007年度にはチームのキャプテンを務める重責を担いました。この年、チームは全国大学選手権で決勝まで駒を進める快進撃を見せましたが、金井氏自身は残念ながら怪我の影響により、決勝戦のピッチに立つことは叶いませんでした。

慶應義塾大学を卒業した2008年、金井氏は当時のトップリーグに所属していたサントリーサンゴリアス（現在の東京サントリーサンゴリアス）に加入し、プロキャリアをスタートさせました。そして同年9月14日に行われたジャパンラグビートップリーグの第2節、九州電力キューデンヴォルテクスとの試合に途中出場し、待望の公式戦デビューを果たしました。

国際舞台においても、金井氏はその力を示しました。2009年4月25日に行われたアジア5カ国対抗のカザフスタン代表戦において、ラグビー日本代表としての初めてのキャップ（公式戦出場記録）を獲得しました。2015年9月時点では、通算で4キャップを獲得しています。

サントリーサンゴリアスでキャリアを積んだ後、2016年には神戸製鋼コベルコスティーラーズ（現在のコベルコ神戸スティーラーズ）へ活躍の場を移しました。しかし、2018年には再び古巣であるサントリーサンゴリアスへの復帰を果たしました。

その後も選手キャリアを続け、2022年には三重ホンダヒートの一員となり、新たなチームでプレーしました。そして、2024年8月からは、トップイーストリーグAグループに所属するAZ-COM丸和MOMOTARO'Sに加入し、現在も現役選手として活動を続けています。

大学時代の同級生には、同じくラグビー選手として活躍した小田龍司氏や山田章仁氏らがいます。

所属チームの変遷

慶應義塾大学
サントリーサンゴリアス (2008-2016)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ (2016-2018)
サントリーサンゴリアス (2018-2022)
三重ホンダヒート (2022-2024年8月)
AZ-COM丸和MOMOTARO'S (2024年8月-)

以上が、金井健雄選手の主な経歴と人物像です。プロップとして第一線で活躍し続け、複数のチームを渡り歩きながら、長きにわたり日本のラグビー界に貢献しています。

（この情報は2024年8月現在のものです）

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