金井正幸

金井 正幸（かない まさよし）

金井正幸は、1952年5月25日に熊本県玉名市で誕生しました。彼は元プロ野球選手であり、主に投手として中日ドラゴンズや韓国のロッテ・ジャイアンツで活躍しました。彼のプロ野球キャリアは刺激的で、忘れられない瞬間が数多くあります。

来歴・人物背景

金井選手は、熊本工業高等学校から社会人野球の王子製紙春日井に進みました。1973年にはドラフト外で中日ドラゴンズに入団し、野球人生をスタートさせました。彼のプロ入りは1974年のことで、同年10月14日の対読売ジャイアンツとのダブルヘッダーにおいて、長嶋茂雄の引退試合を控えた重要な試合で先発デビューを果たしました。

彼は1982年に安木祥二とトレードでロッテオリオンズに移籍し、その後1984年に韓国のロッテ・ジャイアンツに移籍しました。この移籍を機に、登録名を金正幸（キム・ジョンヘン、김정행）に変更しました。

日本では成績に苦しむ時期もありましたが、韓国では1986年にノーヒットノーランを達成するなど目覚ましい活躍を見せました。彼の在籍中、4年間で28勝を挙げ、韓国球界で名前を馳せました。この期間、彼はその長身から繰り出される速球や多彩な変化球で、相手打者を圧倒し続けました。

プロ野球での成績

金井選手の野球キャリアにおける重要な記録には、初登板が1974年の対読売ジャイアンツ戦で、3回1/3を投げ4失点という内容でした。初勝利は1982年の対西武ライオンズ戦で記録しました。また、1980年には初セーブも挙げ、安定した救援投手としての地位も築いていきました。彼の背番号は、プロ入り当初の56から途中で46、韓国移籍時には19に変わるなど、多彩なキャリアを物語っています。

引退後の生活

金井選手は1988年に現役を引退しました。引退後はコーチに就任する話もあったものの、監督交代の影響で実現しませんでした。その後日産プリンス長野販売で社長を務め、プロ野球の舞台から離れた後も、経営者として活躍しているようです。

金井正幸選手は、球界でのキャリアを通じて、多くのファンに愛される存在でした。彼の記憶はこれからも多くの人々に語り継がれていくことでしょう。

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