金北山

金北山（きんぽくさん）

金北山は、新潟県佐渡市にそびえる標高1,171.9mの山であり、佐渡島内で最も高い山として知られています。大佐渡山地のほぼ中央に位置し、その雄大な姿は島内各地から望むことができます。

歴史

この山は、かつては「北山（ほくさん）」と呼ばれていました。しかし、江戸時代初期に佐渡金山が発見されたことをきっかけに、現在の「金北山」という名で呼ばれるようになりました。この名称変更は、佐渡金山の発見が地域に与えた影響の大きさを物語っています。

軍事施設

山頂には、かつて日本海全域を監視する役割を担っていた自衛隊のレーダーサイトが設置されていました。しかし、2010年（平成22年）に、金北山の西隣に位置する妙見山（みょうけんさん、標高1,042m）の山頂に、新型レーダーサイトが建設され、その役割はそちらに移管されました。これにより、金北山のレーダーサイトは運用を終え、その歴史に幕を閉じました。

周辺環境

金北山は、佐渡弥彦米山国定公園の一部を構成しており、豊かな自然に囲まれています。周辺には、大地山などの山々が連なり、多様な動植物が生息しています。これらの自然は、登山者や観光客にとって魅力的な要素となっています。

アクセス

金北山への登山道は複数存在し、体力や経験に合わせてルートを選ぶことができます。登山道からは、佐渡島の雄大な自然や日本海の絶景を楽しむことができます。

関連情報

佐渡弥彦米山国定公園
大地山
航空自衛隊佐渡分屯基地

外部リンク

国土地理院 地図閲覧システム 2万5千分1地形図名：金北山

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