佐渡分屯基地

佐渡分屯基地

佐渡分屯基地は、新潟県佐渡市金井新保丙2-27に所在する航空自衛隊入間基地の分屯基地です。中部航空方面隊隷下の第46警戒隊が配置されており、日本の空の警戒監視を担っています。

概要

基地は佐渡島の標高510mの両尾山付近に位置し、レーダーサイトは当初、金北山（標高1,171.9m）山頂に設置されたJ/FPS-2|J_FPS-2レーダーを運用していました。しかし、2010年（平成22年）にその役割は西隣の妙見山（標高1,042m）山頂に新設されたJ/FPS-5|J_FPS-5レーダーに引き継がれました。このJ/FPS-5|J_FPS-5レーダーは、より高度な警戒監視能力を有しており、日本の防空体制において重要な役割を果たしています。

また、佐渡分屯基地は、自衛隊創設以来初めての自衛隊法違反事件として知られる、反戦自衛官小西誠三曹が所属していた基地としても有名です。この事件は、自衛隊内部における思想の自由や、組織と個人の関係について議論を呼びました。

分屯基地司令は、第46警戒隊長が兼務しています。

配置部隊

中部航空方面隊隷下
中部航空警戒管制団
第46警戒隊: 2010年（平成22年）からJ/FPS-5|J_FPS-5レーダーを運用。
中部航空施設隊
第1作業隊佐渡作業班

沿革

1948年（昭和23年）10月 - アメリカ空軍が相川町春日崎に展開。
1954年（昭和29年）10月 - 金北山山頂へ移駐。
1955年（昭和30年）10月 - 航空自衛隊部隊が展開。
1960年（昭和35年）5月 - 米空軍から航空自衛隊に移管。
1992年（平成4年）3月 - 第302基地防空隊が新編。
2000年（平成12年）3月 - 第46警戒群から第46警戒隊へ改編。
2004年（平成16年）3月 - 第302基地防空隊が解隊。
2010年（平成22年）7月 - 妙見山山頂の新レーダーJ/FPS-5|J_FPS-5が運用開始。

周辺情報

佐渡分屯基地は、佐渡島の豊かな自然の中に位置しています。周辺には、佐渡空港や金北山、妙見山などの観光スポットがあります。また、基地の所在する佐渡市は、歴史と文化が豊かな地域であり、多くの観光客が訪れます。

関連項目

航空自衛隊
航空自衛隊の基地一覧
中部航空警戒管制団
レーダーサイト
新潟分屯基地
佐渡空港
佐渡島
金北山
妙見山

外部リンク

* 佐渡分屯基地

佐渡分屯基地は、日本の空の安全を守るために重要な役割を担うとともに、地域の社会や経済にも貢献しています。

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