金原亭駒三

金原亭駒三（きんげんてい こまぞう）は、1949年10月29日、佐賀県嬉野市塩田町に生まれた落語家です。本名は広橋明洋。落語協会に所属しており、出囃子は「井出の山吹」、定紋は「裏梅」を使用しています。

生い立ちと入門

東京都立葛飾野高等学校を卒業後、1967年2月に十代目金原亭馬生に入門しました。2年後の1969年1月に前座となり、「駒三」という名前を貰い、落語家としての第一歩を踏み出しました。

二ツ目、そして真打へ

1972年11月には、柳家さん喬、五街道雲助、柳家さん治、三遊亭梅生、立川談十郎、三遊亭楽松といった面々と共に二ツ目に昇進。着実に実力をつけ、落語家として成長を続けました。さらに1982年4月には、三遊亭小歌、初代月の家小圓鏡、柳家さん枝、林家えび蔵、林家ばん平と共に真打へと昇進し、その実力が広く認められました。

受賞歴

金原亭駒三は、その卓越した話芸で数々の賞を受賞しています。

1984年：国立演芸場花形若手新人会 銀賞
1988年：国立演芸場花形若手新人会 金賞

これらの受賞歴は、彼の落語に対する真摯な姿勢と、観客を魅了する高い実力の証と言えるでしょう。

芸風と人柄

金原亭駒三は、古典落語を中心に演じ、その丁寧で温かみのある語り口には定評があります。また、飾らない人柄で多くのファンに愛されており、その人気は年々高まっています。彼の落語は、聴く人を笑顔にし、心温まる時間を与えてくれると評されています。

現在の活動

現在も寄席を中心に精力的に活動しており、その活躍は多くのメディアでも取り上げられています。また、落語の普及にも力を入れており、後進の育成にも積極的に取り組んでいます。

まとめ

金原亭駒三は、長年にわたり落語の世界で活躍し、数々の賞を受賞している実力派の落語家です。彼の落語は、古典の魅力を現代に伝え、聴く人の心を豊かにしてくれるでしょう。温厚な人柄で多くの人々に愛されており、今後の活躍も大いに期待されています。

参考文献
落語協会ホームページ
東京かわら版増刊号　東西寄席演芸家名鑑

外部リンク
* 金原亭駒三 - 落語協会

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