金友隆幸

金友 隆幸（かねとも たかゆき）

金友隆幸は、1985年8月27日に岡山県で誕生した日本の政治活動家です。彼は、日本国民党の情報宣伝局長を務めており、かつては排害社の代表でもありました。彼の活動は、主に民族主義と右翼運動に焦点を当てています。

生い立ちと学生時代

金友は幼少期から右翼に興味を持っており、他の子供たちとは違って街宣車の絵を描くことを好んでいました。中学時代には、影響を受けた山口二矢の考えから民族主義に目覚め、高校時代には右翼思想についての著作を読むことでその信念を強化しました。

2004年に国士舘大学政経学部に入学した彼は、愛国的な校風に魅かれたものの、「普通の大学」の状況に失望し、国士舘精神を追求することを決意しました。在学中は民族派系のサークル「皇国史観研究会」に参加し、また、様々な市民運動や拉致被害者救出活動にも積極的に関与しました。彼はこの時期に維新政党・新風に入党し、学生部長として活動を始めました。

会社員時代と運動への目覚め

政治活動を続ける一方で、金友はサラリーマンとしての生活も送っていました。彼は次第に従来の右翼運動のあり方に疑問を抱くようになり、主権回復を目指す会や在日特権を許さない市民の会の活動を知ることで、新たな市民目線の運動が重要だと確信するようになりました。

新攘夷運動 排害社の結成

2010年には「排害主義」という攘夷思想を提唱し、自らの団体である新攘夷運動 排害社を結成しました。彼は代表として、多様なデモや集会を主導し、全国各地に支部を設置しました。また、機関紙『排害新聞』を発行し、中国観光客に対する抗議活動やチャイナタウンの調査に取り組みました。2012年には排害社の解散を宣言しましたが、その後も各地の支部は活動を継続しました。

維新政党・新風での活動

金友は学生時代に入党した維新政党・新風において、学生部長や支部長を歴任しましたが、党内の方針で党の主導者と対立するようになり、2017年に除名処分を受ける事態となりました。

日本国民党の役割

2018年には鈴木信行を代表とする日本国民党に参加し、情報宣伝委員長に就任しました。この役割において、街頭活動や著作の執筆、地方での講演など、団体の中心的存在として活躍しています。

評価と著作

金友の活動は、様々なメディアにおいて取り上げられています。『現代右翼アンダーワールド』では大学生としての彼の活動が紹介され、外山恒一は彼の才能を評価し、第一回外山恒一賞の受賞者に選ばれました。2021年には他の活動家と比べてその優れた能力に対する評価がなされました。

彼の著作には『支那人の日本侵略 排害主義者宣言』や『習近平が日本の総理大臣になれる 仰天！日本の帰化制度』などがあり、彼の主張を広く発信しています。彼の思想や運動は、現在の日本の右翼活動においても一際注目されている存在となっています。

もう一度検索