維新政党・新風

維新政党・新風（いしんせいとう・しんぷう）は、1995年に設立された日本の政治団体で、略称は「新風」です。京都市を本部に持ち、現在の代表は魚谷哲央氏が務めています。新風は議会への進出を目指し、政党としての活動を展開していますが、2022年現在、公認候補の当選は一度もありません。

党史

新風は、結成初期から数回にわたり参議院議員通常[[選挙]]に候補者を立ててきました。特に注目すべきは2013年の第23回参院選で、候補者の得票が157,972票に達したことです。党の主要な代表は創設者である魚谷氏が大半を占めており、数回、代表が交代していますが、魚谷氏はその活動の中心的存在です。
新風は2000年代初頭に行動する保守系団体との交流を強化しましたが、2009年には「民族差別を許さない」という立場を明言する声明を出しています。その後、2011年には鈴木信行氏が代表に就任し、再び保守系団体との交流を持つようになりましたが、2016年の鈴木氏辞任後は魚谷氏が再び党の指導を行う体制に戻りました。

政策・綱領

新風は国体憲章案や日本国憲法案を発表し、北朝鮮への経済制裁強化や拉致問題の解決に向けた軍事を含む行動の検討を提唱しています。加えて、外国人参政権や人権擁護法案には反対の姿勢を示し、国防体制の強化を重視しています。

党員

党員数は一時期増加傾向にありましたが、近年は減少の一途を辿っています。設立時のピークである2009年には22,587人の党員がいましたが、2023年には263人と、その数は大きく減少しています。党員であるためには日本国民であることが求められます。

役員

新風の主要な党役員には代表の魚谷哲央氏、副代表の黒田秀高氏、三浦小太郎氏、川久保勲氏がいます。

選挙活動

衆議院議員総[[選挙]]においては公認候補を擁立したことはなく、思想的に近い他党の候補者を支持する姿勢を取っています。一方で、参議院議員通常[[選挙]]には何度か候補者を立てていますが、実際に当選したことはなく、供託金を全額没収されたケースもあります。
特に2013年の第23回参院選では、主要公約として「韓国との国交断絶」や「核武装の実現」を掲げたものの、候補者全員が落選しました。その後も選挙戦に参加しましたが、2017年にはグループ分裂が起き、2019年には候補者擁立を断念しました。
最近の2022年には再び国政選挙に挑みましたが、当選結果には至らず、党の選挙戦略の見直しが求められています。

結論

維新政党・新風は、日本の政治の中で存在感を示そうと奮闘し続けていますが、当選の実績は未だにありません。今後、どのような方向性と戦略を持って活動していくのか注目されます。

もう一度検索