金子由香利

金子由香利は、東京都出身のシャンソン歌手です。

彼女は、佐藤美子に師事し、シャンソングループ「クール・アン・クール」の一員として音楽活動をスタートさせました。その後、グループから独立し、銀座日航ホテルのミュージックサロンで専属歌手として活躍しました。

1981年3月から1990年12月までの約10年間、金子由香利は“シャンソンの殿堂”と称された「銀巴里」のステージに立ち、その卓越した歌唱力と表現力で多くの観客を魅了しました。銀巴里でのパフォーマンスは、彼女のキャリアにおいて重要な位置を占め、シャンソン歌手としての地位を確立する上で大きな影響を与えました。

また、引退直前の山口百恵が谷村新司から勧められたLPをきっかけに金子由香利のファンとなり、週刊誌で対談が実現するなど、その交流も注目を集めました。

金子由香利は、テレビ番組にも出演しており、NHK紅白歌合戦にも出場経験があります。映画では、1984年の作品「チーちゃんごめんね」に本人役として出演しています。

音楽作品としては、数多くのシングルとアルバムをリリースしています。

主なアルバムには、

1974年発売の「初めまして」（トリオレコード）
「いつ帰って来るの　銀巴里ライブ」（ビクター）
1980年発売の「時は過ぎてゆく」（S-7103）
1981年発売の「夜よさようなら」（フィリップス）
1982年発売の「巴里の屋根の下」（フィリップス）
「めぐり逢い（再会）」（トリオレコード）
「金子由香利巴里に謳う」（3B-1032）
「人生は美しい」（東芝EMI）

などがあります。これらの作品を通して、金子由香利の歌声とシャンソンの世界を堪能することができます。

金子由香利は、シャンソン歌手として長年にわたり活躍し、その歌声は多くの人々に愛されています。

彼女の音楽活動は、日本のシャンソン文化の発展に大きく貢献したと言えるでしょう。

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