金子真理

金子 真理について

金子真理（かねこ まり、1972年6月24日生まれ）は、長野県の諏訪市出身の日本人女性の総合格闘家、プロボクサー、空手家です。彼女は空手道禅道会松本支部に所属し、女子部の中心的存在として選手としての活動だけでなく、指導者としても活躍しています。1990年代から女子総合格闘技の道を切り開くパイオニアの一人として、多くの重要な試合に出場し、印象的な戦績を残しています。また、NPO法人日本武道総合格闘技連盟の理事も務めています。

来歴

金子の総合格闘技キャリアは2000年から始まりました。同年の9月21日には、日本女子ボクシング協会主催の興行「LADY GO! 2000 Part 3」で鬼鞍幸子と対戦し、判定で敗北を喫しました。その後、11月には総合格闘技に転向し、高橋洋子との試合でアキレス腱固めにて一本負けを経験します。

12月には日本女子ボクシング協会のイベントで土田奈緒子に再び判定で敗れましたが、同じ月の17日にはスマックガールの旗揚げ戦で石原美和子に腕ひしぎ十字固めで勝利を収めました。

2001年には、SMACKGIRL 〜Indeed〜で星野育蒔と対戦し、フロントチョークで敗北しましたが、2002年8月4日の「SMACKGIRL 〜Summer Gate 2002〜」で渡辺久江に勝利。10月5日から始まった「SMACKGIRL JAPAN CUP 2002」で活躍し、準決勝まで進出しましたが、決勝で辻結花に負けて準優勝となりました。

2004年には、黄金筋肉 女子総合格闘技 最強女王決定トーナメントに出場し、準決勝を突破したものの、決勝で渡辺久江に敗れ再び準優勝の結果となりました。2005年7月8日、金子はDEEP 19th IMPACTでの試合を最後に、プロ総合格闘技の現役を引退。しかし、引退後も武道の稽古を続け、若手選手の指導に力を入れています。

2009年には、4年ぶりに復帰を果たし、リアルファイティング空手道選手権大会において石岡沙織に一本負けを喫し準優勝。12月にはJewelの6th RINGにて富田里奈との試合で判定勝ちを収めます。2010年には再びリアルファイティング空手道選手権大会に出場し、準決勝で勝利を収めるも、決勝では再び石岡沙織に敗れ、2年連続の準優勝となりました。

戦績と獲得タイトル

金子の競技生活の中で数々のタイトルを獲得しており、その一端を以下に示します。1999年には全日本アマチュア修斗選手権大会で女子フライ級の優勝を果たし、2001年と2002年にはリアルファイティング空手道選手権大会の女子の部で優勝しています。また、2002年のスマックガール JAPAN CUP 2002では準優勝を達成。2003年にもリアルファイティング空手道選手権大会で女子50kg以下級のタイトルを手にしました。

その後、2004年には黄金筋肉 女子総合格闘技 最強女王決定トーナメントで準優勝となり、長年にわたり多くの試合を通じて、金子は日本の女子武道界に多大なる影響を与えています。彼女の経験と情熱は、後輩を育成する上で大きな力となり、今もなお武道の発展に寄与しています。

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