金宰煥

金 宰煥（キム・ジェファン）

基本情報

金 宰煥（キム・ジェファン、韓国語：김재환）は、1988年9月22日に韓国の江原道束草市で生まれたプロ野球選手で、主に外野手として活躍しています。彼はその打撃能力と守備力で知られ、KBOリーグで多くの記録を打ち立ててきました。

経歴

金宰煥は2008年に斗山ベアーズから入団し、当初は捕手としてプレーしていました。しかし、ルーキーイヤーはほとんど二軍での活動に終始し、試合出場の機会は限られていました。2009年には兵役のため尚武野球団に所属し、2010年に除隊後は一塁手へポジションを変更しました。この年の5月には二軍戦でサイクル安打を達成し、同月の別の二軍戦でも同様の記録を樹立。これ以降、この記録を達成したのは彼と文宣燁のみです。

2011年には尹晳敏との併用でプロ初本塁打を記録しましたが、シーズン終了後に禁止薬物のテストステロンの服用が発覚し、翌年の開幕から公式戦での出場が10試合停止となりました。これに対する彼のインタビュー発言は物議を醸しました。

2012年には復帰後にロッテ・ジャイアンツとのプレーオフに出場しましたが、出場試合はわずか13試合にとどまりました。2014年からは再び捕手に挑戦しましたが、他の捕手との競争でレギュラーにはなれず、翌年には一塁手として復帰しました。

2015年には監督が金泰亨に変わり、シーズン開幕戦で勝ち越しの本塁打を放ちましたが、シーズン途中から出場機会が減少し、オフシーズンには外野手に移行しました。2016年には外野手としてレギュラー定着し、リーグ3位の37本塁打と124打点を記録。これはチーム史上初の打率3割、30本塁打、100打点を同時に達成する成績でした。

金宰煥は2017年にも全試合出場し、さらなる成績向上を見せました。2018年には44本塁打、133打点を記録し、個人タイトルである本塁打王と打点王を獲得。アジア競技大会でも韓国代表として活躍し、韓国の3連覇に貢献しました。

2019年にはプレミア12に韓国代表として選出され、全試合での活躍が期待されましたが、結果はあまり振るいませんでした。しかし、2020年には通算150本塁打を達成し、さらなる重要な局面でのヒットで勝利に貢献しました。その後も2021年にかけて多くの記録を樹立し続けました。

プレースタイル

金宰煥選手は、入団当初は守備に難がありましたが、外野手に転向してからは堅実な守備を披露するようになりました。特にその強肩を生かした送球は非常に評価が高く、リーグ平均を上回る守備力を持っています。打撃に関しては、ケン・グリフィー・ジュニアのフォームを参考にしており、アッパースイングが特徴的です。しかし、高めのボールには課題があります。

金選手の性格は短気であり、一部ではその性格がプレーにも影響することがあると言われていますが、その情熱は彼のプレースタイルに大きな影響を与えています。

詳細情報

• - 背番号：24（2008年、2012年 - 2013年）、27（2011年）、32（2014年 - ）
• - 主な成績：KBOリーグにおける通算700打点、1000安打、200本塁打など、多くの記録を保持

今後の活躍にも注目が集まります。

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