金宰鎬

金 宰鎬（キム・ジェホ）

金宰鎬（キム・ジェホ）は1985年3月21日、韓国のソウル市に生まれたプロ野球選手で、主に内野手として活躍しています。彼のプロキャリアは2004年に斗山ベアーズに入団することから始まりました。ただ、初年度は目立った成績が上がらず、さらには故意に兵役を逃れようとしたことが発覚し、シーズンの残り試合に出場禁止処分を受けました。

その後、金は2005年末に尚武野球団に入団し、兵役を果たしました。2007年に除隊した後、彼は2008年にレギュラー遊撃手の李大秀が怪我をしたため、そのポジションを獲得しました。だが、以降数年間は李大秀や他の選手に押され、なかなかスタメンに名前を連ねることができませんでした。

2012年後半からは、李大秀のトレードや他選手の不振により出場機会が増え、彼はチャンスを克服しました。2014年には孫時憲の移籍に伴い、初めてレギュラーとして開幕戦に先発出場。シーズンを通じて好成績を残し、キャリアハイとなる成績を収めました。122試合に出場し、打率を2割台に保ち、86安打、3本塁打、54打点を記録しました。

2015年にはデビュー後初のゴールデングラブ賞を受賞し、さらには代表としてプレミア12にも出場。そこでの活躍も光り、19打数8安打という成績を残し、大会最多の犠牲バントを成功させました。

次の2016年からは主将に選ばれるなど、チームの中でも重要な役割を果たすようになりました。同年、FAを行使し、斗山ベアーズと4年50億ウォンという大型契約を結びました。続けて2年連続でゴールデングラブ賞を獲得し、同部門の歴史に名を刻む選手へと成長しました。

2017年には金宰煥に主将の役割を渡しつつ、その年のWBCでも主将として代表チームを率いることになりました。2019年には激しいレギュラー争いを繰り広げましたが、シーズンを通して一軍でプレーを続けました。2020年の終了後、再度FAとなり、2021年から3年の契約で斗山と再契約しました。

プレースタイルと人物

金宰鎬は、他の斗山の内野手たちと異なり、デビュー以来遊撃手一本でやってきましたが、近年は二塁手や三塁手もこなすようになりました。特に、守備力は極めて高く、リーグ内では三遊間において2位の守備力を誇ります。常に笑顔を絶やさない姿から「金ㅋㅋ（キム・ニコニコ）」という愛称で親しまれていますが、失策時でも笑っていることがあり、時には批判を受けることもあります。

彼の応援歌はチャビー・チェッカーの「Let's twist again」で、ファンの間で人気があります。試合中の彼のプレーや人柄は多くのファンに愛され、今後の活躍にも期待が寄せられています。これまでの道のりを振り返ると、彼の努力と献身は素晴らしいものといえるでしょう。

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