金度勲

金度勲のプロフィール

金 度勲（キム・ドフン、韓国語: 김도훈）は、1970年7月21日生まれの元プロサッカー選手であり、現在はサッカー指導者として知られています。彼のプレースタイルは強引さが特徴で、「爆撃機」というニックネームを持っています。現役時代のポジションはフォワード（FW）で、特に厳しい状況でもシュートを狙う姿勢が魅力でした。

クラブキャリア

金度勲は、サッカー選手としてのキャリアを多くのクラブで築いてきました。彼は1995年から1997年まで延世大学校に所属し、その後尚武でプレイしました。1995年には全北現代ダイノス（現・全北現代モータース）に移籍し、1998年から2年間はJリーグのヴィッセル神戸に期限付きで在籍しました。神戸では、永島昭浩とのツートップを構成し、河錫舟との連携プレーでチームのJ1残留に大きく貢献しました。

特に1998年3月21日の名古屋グランパスエイト戦では、Jリーグのデビューを果たし初ゴールを決め、さらに決勝ゴールも奪って3-2の勝利に貢献しました。彼の神戸での数字は、58試合27ゴールという素晴らしい得点率を記録しました。

その後、全北現代モータースに再加入し、2005年にはKリーグで通算113ゴールを達成し、歴代最多得点記録を更新し、現役を2005年に引退しました。

指導者としての経歴

引退後、金度勲はサッカー指導者としての道を歩み始めました。2006年から2012年まで城南一和天馬のコーチを務め、2013年からは江原FC、2014年にはU-20韓国代表チームのコーチを務めました。2015年には仁川ユナイテッドの監督に就任しましたが、成績不振により2016年8月に解任されました。

その後、2017年に蔚山現代FCの監督に就任し、2020年にはAFCチャンピオンズリーグでの優勝を果たし、注目を集めました。2021年5月にはライオン・シティ・セーラーズFCの監督に就任し、シーズンの優勝に導きました。しかし、2022年には相手コーチとのトラブルが報じられ、解任されることとなります。

代表としての経歴

金度勲は韓国代表としても活躍しており、1994年から2003年まで代表選手としてプレーしました。彼は1998年のFIFAワールドカップフランス大会にも出場し、国際舞台でもその実力を示しました。

現在の活動

2024年5月、金度勲は2026年北中米ワールドカップ（W杯）アジア二次予選に向けて、韓国代表の臨時監督として指揮することが発表されました。今後も彼のサッカーに対する情熱と指導力が期待されています。

もう一度検索