ライオン・シティ・セーラーズFC

ライオン・シティ・セーラーズFC

ライオン・シティ・セーラーズFC（Lion City Sailors Football Club）は、シンガポールのプロサッカークラブです。以前はホーム・ユナイテッドFC（Home United Football Club）として知られていました。シンガポールプレミアリーグ（SPL）に参戦しており、ホームスタジアムはビシャン地区にあるビシャン・スタジアムです。

歴史

クラブの起源は、1940年代半ばに創設されたシンガポール警察のサッカー部「ポリスSA」に遡ります。1979年からはナショナルフットボールリーグ（NFL）に参戦し、1996年のSリーグ創設時には「ポリスFC」として参加しました。1997年には、シンガポール市民防衛庁（SCDF）やシンガポール入国管理局（ICA）といった内務省（Ministry of Home Affairs）傘下の行政機関が参画し、クラブ名を「ホーム・ユナイテッドFC」に変更しました。そのため、「護民官」を意味する「The Protectors」という愛称で呼ばれていました。クラブのロゴには竜のマスコットが使用されていました。

ホーム・ユナイテッドFC時代には、Sリーグで2回、シンガポール・カップで6回の優勝を果たしました。特に2003年には、Sリーグとシンガポール・カップの2冠を達成しています。

2020年2月14日、IT企業Seaグループ（GarenaやShopeeなどを運営）がクラブの経営権を取得し、創業者であるフォレスト・リーが会長に就任しました。同時に、クラブ名を「ライオン・シティ・セーラーズFC」に変更し、新しいロゴ、ユニフォーム、選手を発表しました。これにより、シンガポール初の私企業が所有するサッカークラブが誕生しました。

2021年4月28日、2019年から監督を務めていたアウレリオ・ヴィドマーがAFCチャンピオンズリーグ2021に出場するBGパトゥム・ユナイテッドFCに復帰するため辞任しました。後任として、2021年5月18日に蔚山現代FCをAFCチャンピオンズリーグ2020優勝に導いた金度勲が監督に就任しました。同年10月10日、シンガポールプレミアリーグ最終節でバレスティア・カルサFCに4-1で勝利し、アルビレックス新潟シンガポールを勝ち点で上回り、逆転優勝を果たしました。シンガポール国内のクラブがSPLを制したのは7年ぶりの快挙となりました。

タイトル

シンガポールプレミアリーグ: 3回 (1999, 2003, 2021)
シンガポール・カップ: 6回 (2000, 2001, 2003, 2005, 2011, 2013)
シンガポール・チャリティーシールド: 2回 (2019, 2022)

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メインスポンサー: コカ・コーラ
ユニフォームスポンサー: Kappa

歴代所属選手

田中洋明 (2002)
スティー・スックソムギット (2003-2006)
コン・ハメド (2007)
村上範和 (2009)
咸炯揆 (2009)
安孝錬 (2010)
金大儀 (2011)
新井健二 (2011-2012)
井畑翔太郎 (2012)
福井理人 (2013)
鈴木ブルーノ (2014)
ジエゴ・ロペス (2021-)
ペドロ・エンヒキ (2022-)
マクシム・レスティエンヌ (2022-)
金信煜 (2022)
ベイリー・ライト (2023-)
リハイロ・ジヴコヴィッチ (2023-)
ルイ・ピレス (2023-)

外部リンク

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