金昂平

金 昂平（キム アンピョン）は、2002年8月16日生まれのラグビーユニオン選手です。京都府を拠点とするアウル洛南ジュニアラグビーフットボールクラブにて、小学6年生の頃から競技生活をスタートさせました。

幼少期から高校時代

京都市立伏見中学校を経て、ラグビーの強豪校として知られる大阪朝鮮高級学校へ進学します。高校時代には、全国高等学校ラグビーフットボール大会、通称「花園」に2度出場する経験を得ました。特に高校3年次に出場した大会では、初戦で圧巻の3トライを挙げるハットトリックを達成し、チームの勝利に大きく貢献。大阪朝鮮高級学校はこの大会でベスト4に進出する躍進を見せ、金選手自身もその活躍ぶりが評価され、大会の優秀選手の一人に選ばれています。

大学時代

高校卒業後は、関東大学ラグビー対抗戦グループに所属する伝統校、明治大学に進学します。大学でのラグビーキャリアにおいては、1年次および2年次に関東大学春季大会や、7人制ラグビーであるセブンズの試合などで実戦経験を積み重ねました。大学4年次には、関東ラグビーフットボール協会設立100周年を記念して開催された東西対抗試合に、東軍学生代表として選出され出場。さらに、秋季の主要大会である関東大学対抗戦や全国大学ラグビーフットボール選手権大会では、フルバックやウィングといったバックスの主要なポジションで先発メンバーとしてチームを支えました。大学での4年間を通じて、よりレベルの高い環境でそのスキルと判断力を磨き上げました。

プロキャリアへ

大学での競技生活を終えるにあたり、金選手はジャパンラグビーリーグワンへの挑戦を決めます。2025年2月3日には、リーグワンに所属するレッドハリケーンズ大阪へのアーリーエントリーでの加入が正式に発表されました。これは、大学卒業を待たずに、リーグワンの試合に出場が可能となる制度を利用したものであり、プロ選手としてのキャリアを早期にスタートさせることを意味します。大学は2025年3月に卒業予定です。

現在の所属チームはジャパンラグビーリーグワンの日野レッドドルフィンズと発表されていますが、アーリーエントリー制度により、大学卒業を前にレッドハリケーンズ大阪での活動を開始することが予定されています。高校、大学と着実にステップアップし、プロの舞台へと足を踏み入れる金選手の今後の活躍に期待が寄せられています。

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