金森正

金森 正 - 政治家の軌跡

金森正（かなもり ただし）は、1937年10月5日生まれの日本の政治家であり、国民民主党三重県連の代表を務めています。彼は衆議院議員を1期、三重県議会議員を4期、四日市市議会議員も4期にわたって務め、民主党や旧国民民主党でも重要な役割を果たしてきました。2000年に藍綬褒章、2007年に旭日小綬章を受章した経歴も持っています。

来歴

彼は三重県四日市市に生まれ、三重県立四日市工業高等学校を卒業後、富士電機（現富士電機リテイルシステムズ）に入社しました。四日市市で最大の労働組合である富士電機労組に参加し、組合活動に従事します。1975年に四日市市議会議員選挙に初めて立候補し、見事に当選。以降、4回の連続当選を果たしました。

1990年には市議を辞職し、三重県議会議員選挙の補欠選挙に立候補して再び当選。この県議としても4期を務めましたが、2003年に一度政界を離れました。しかし、民主党三重県連の幹事長職は続け、県政界において重要な存在であり続けました。

2009年に岡田克也からの要請を受け、比例東海ブロックから第45回衆議院議員総選挙に民主党公認で出馬。比例名簿の順位は下位でしたが、他の候補者が小選挙区で当選したことにより、見事当選を果たしました。その後、2010年の民主党代表選挙で菅直人の推薦人となりました。

2012年には民主党三重県連の代表に就任しますが、同年12月に行われる第46回衆議院議員総選挙には出馬せず、政界からの引退を決断しました。また、2014年の第47回衆議院議員総選挙には比例名簿に名を連ねましたが、落選しました。

2018年には民進党が国民民主党に移行しますが、他の県連の代表は無所属となり、三重県においてこの党の国会議員が不在となりました。これにより金森が国民民主党の三重県連代表に就任することとなりました。2020年の国民民主党分党時にも引き続き県連代表として活動しています。

人物像

金森は、同じ三重県選出で労働組合に由来する政治家である伊藤忠治を尊敬していると語っています。彼の政治活動のモチベーションや信念は、伊藤氏から受けた影響が大きいと言われています。

所属団体・議員連盟

金森は、親学推進議員連盟の一員でもあります。この団体を通じて、教育政策についての提言を行い、地域社会のために尽力しています。

役職

現在、金森は予算委員会委員、文部科学委員会委員としても活動しています。また、民主党三重県総支部連合会の幹事長を務めており、三重県バドミントン協会や四日市ソフトボール協会の会長として地域スポーツの振興にも貢献しています。彼の多岐にわたる活動は、政治だけでなく地域のコミュニティにも広がっています。

もう一度検索