金烏工科大学校

金烏工科大学校の概要

金烏工科大学校（Kumoh National Institute of Technology）は、韓国の慶尚北道亀尾市に所在する国立大学です。略称として金烏工大や金工などが用いられています。その名称は、亀尾市の象徴である金烏山に由来しています。この大学は、技術革新と研究を通じて地域社会と国の発展に寄与することを目指しています。

沿革

金烏工科大学校の歴史は1979年にさかのぼります。朴正煕大統領が亀尾市に私立大学の設立を認可したのがきっかけです。同年の12月には、正式に金烏工科大学の設立が認可され、1980年に機械工学科と電子工学科の2学科で開校されました。当初の学生数は320人でスタートしました。

1990年には、私立大学から国立大学へと移行し、1993年には金烏工科大学から金烏工科大学校へ名称が変更されました。2004年12月には陽湖洞キャンパスへ移転し、さらに2013年には産学連携の場として金烏テクノバレーが新坪洞キャンパスに整備されました。最近の2023年11月には、国立金烏工科大学校へと改称され、これによりさらに国の技術教育の中心的存在としての地位を強化しています。

学部と専攻

金烏工科大学校はさまざまな学部を有しており、多様な専攻が学生に提供されています。主な学部は以下の通りです。

• - 建築土木環境工学部

- 建築工学専攻
- 建築学専攻（5年制）
- 土木工学専攻
- 環境工学専攻

• - 機械工学部

- 機械工学専攻
- 機械システム工学専攻
- スマートモビリティ専攻（慶北大学校、国立慶国大学校との共同学科）

• - 産業・ビッグデータ工学部

- 数理ビッグデータ専攻
- 産業工学専攻

• - 材料工学部

- 高分子工学専攻
- 新素材工学専攻

• - 電子工学部

- 半導体システム専攻

• - コンピューター工学部

- コンピューター工学専攻
- ソフトウェア専攻
- 人工知能工学専攻

• - 化学素材工学部

- 素材デザイン工学専攻
- 化学工学専攻
- 化学生命素材専攻

• - 光システム工学科
• - バイオメディカル工学科
• - IT融合学科
• - 経営学科
• - 自律専攻学部

さらに、大学院には一般大学院、特殊大学院、産業大学院、教育大学院、コンサルティング大学院が設置されており、学問を深めるための環境が整っています。

日本の交流協定校

金烏工科大学校は、日本においてもいくつかの交流協定校と連携しています。主要な協定校には、東北大学、東京都市大学、東京都立大学、沼津工業高等専門学校、金沢大学、大阪大学、大阪公立大学などが含まれています。これにより、国際的な視野を持った教育が促進されています。

結論

金烏工科大学校は、特に技術分野において高い評価を受けており、地域社会や産業界との密接な連携を通じて実践的な教育を行っています。今後も、技術革新と研究の推進を通じて、学問の発展に貢献していくことを目指しています。

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