金田瑛司

金田瑛司（かねだ えいじ）

日本のラグビー界で活躍する金田瑛司選手は、1993年5月14日に京都府で生を受けました。ジャパンラグビーリーグワンに所属する埼玉パナソニックワイルドナイツの一員として、主にスタンドオフ（SO）やセンター（CTB）のポジションを担っています。身長172cm、体重86kgという体格で、フィールドを力強く駆け巡ります。

アマチュア時代の歩み

金田選手のラグビーキャリアは、京都市立伏見工業高等学校（現：京都工学院高等学校）で始まりました。ラグビー強豪校として知られる同校で才能を磨き、在学中には地域選抜チームであるトライリージョンズ中日本のメンバーにも選出されるなど、早くからその実力が注目されました。2012年に伏見工業高校を卒業後、国内屈指の強豪である帝京大学へ進学します。

帝京大学ラグビー部では、厳しい練習を通じて選手として大きく成長しました。特に、大学最終学年となった2015年度にはチームの副キャプテンを務め、リーダーシップを発揮しました。当時の帝京大学は空前絶後の強さを誇り、金田選手が副将を務めたこのシーズン、チームは全国大学ラグビーフットボール選手権大会において、史上初の7連覇という偉業を成し遂げました。金田選手は、この歴史的な記録達成において、チームの要として重要な役割を果たしたのです。

世代別代表としての経験

大学時代には、将来を嘱望される若手選手として、アンダー世代の日本代表にも選出されました。20歳以下の日本代表であるU20日本代表に選ばれた経験は、国際舞台でのプレーを経験し、その後のキャリアにおいて貴重な財産となりました。

プロフェッショナルとしての挑戦

2016年3月に帝京大学を卒業した金田選手は、同年、当時の国内トップリーグに所属していたパナソニック ワイルドナイツ（現：埼玉パナソニックワイルドナイツ）への加入を発表しました。プロフェッショナルとしてのキャリアをスタートさせた金田選手は、トップリーグの舞台でその実力を試すこととなります。

その後、日本のラグビーリーグは再編され、ジャパンラグビーリーグワンが開幕しました。金田選手は引き続き、埼玉パナソニックワイルドナイツの一員として、リーグワンの舞台でプレーを続けています。チームにおいて、SOやCTBといったバックスの重要なポジションを担い、攻撃の起点となったり、チームのディフェンスを支えたりと、多岐にわたる貢献をしています。

巧みなパスワークや正確なキック、そして強靭なフィジカルを活かした突破力など、SOやCTBとして求められるスキルを高いレベルで持ち合わせており、チームの勝利に貢献するために日々研鑽を積んでいます。大学時代の副将経験で培ったリーダーシップも、チームの中で活かされていることでしょう。

現在も、埼玉パナソニックワイルドナイツの選手として、リーグワンでのさらなる活躍を目指し、トレーニングと試合に臨んでいます。彼の今後の活躍から目が離せません。

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