金田駅

金田駅について

金田駅（かなだえき）は、福岡県田川郡福智町金田に所在する平成筑豊鉄道の駅です。この駅は、平成筑豊鉄道の要であり、車両基地と本社が併設されています。伊田線と糸田線の分岐駅であるため、乗務員の交代が頻繁に行われるのが特徴です。駅番号はHC10が割り当てられています。

2009年4月1日からは、地元企業とのネーミングライツ契約により、「ふじ湯の里・日王の湯温泉金田駅」という副駅名が付けられています。これは、福智町内にある日帰り温泉施設「ふじ湯の里」と「日王の湯温泉」が共同で取得したものです。

歴史

金田駅は、1893年2月11日に九州鉄道の駅として開業しました。その後、貨物支線の開設や国有化、他社への譲渡、路線の廃止などを経て、現在に至ります。以下に主な歴史をまとめます。

1893年（明治26年）2月11日：九州鉄道の駅として開業。
1903年（明治36年）4月1日：方城駅への貨物支線が開業。
1907年（明治40年）7月1日：九州鉄道が国有化され、官設鉄道の駅となる。
1908年（明治41年）3月28日：金田駅への貨物支線が開業。
1909年（明治42年）1月1日：堀川駅への貨物支線が開業し、金田駅は金田炭坑駅に改称。
1927年（昭和2年）6月20日：金田炭坑駅への貨物支線が廃止。
1929年（昭和4年）：金宮鉄道（現在の糸田線）が開業し、後に九州産業鉄道に譲渡。
1933年（昭和8年）10月6日：九州産業鉄道が産業セメント鉄道に改称。
1943年（昭和18年）7月1日：産業セメント鉄道が国有化。
1945年（昭和21年）6月10日：堀川駅への貨物支線が廃止、堀川駅を併合。
1971年（昭和46年）3月15日：方城駅への貨物支線が廃止。
1980年（昭和55年）10月1日：急行「はんだ」が快速に格下げされ、当駅に停車。
1984年（昭和59年）2月1日：無人駅化。
1986年（昭和61年）1[[1月1日]]：快速「はんだ」廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR九州とJR貨物に承継。
1989年（平成元年）: 平成筑豊鉄道本社が当駅構内に移転、平成筑豊鉄道に転換。
2004年（平成16年）3月25日：貨物扱い廃止。
2009年（平成21年）4月1日：ネーミングライツにより愛称が付く。
2016年（平成28年）9月25日：回送列車が脱線。
2019年（令和元年）10月1日：駅ナンバリング導入。

駅構造

金田駅は、単式ホーム1面と島式ホーム1面、切欠きホーム（使用停止中）1面を有する地上駅です。合計で2面4線の構造となっています。駅舎がある1番のりばと島式ホーム側の2-4番のりばは、地下連絡通路と跨線橋で結ばれています。1番のりばにはスロープがあり車椅子での利用が可能ですが、2-4番のりばにはエレベーターがなく、バリアフリーには対応していません。

駅舎には平成筑豊鉄道の本社が併設されており、平日には出札窓口が営業しています。また、2-4番のりばの直方寄りには金田運転指令室があり、全線の運転指令業務と駅構内の信号取り扱い業務が行われています。さらに、この場所は乗務員基地としても利用されています。

駅舎には居酒屋が入居しており、地域住民の交流の場にもなっています。

のりば

金田駅ののりばは以下の通りです。

1番のりば：田川伊田・行橋方面（単式ホーム）
2番のりば：直方方面（島式ホーム）
3番のりば：使用停止中（切欠きホーム）
4番のりば：直方方面（島式ホーム）

利用状況

金田駅の1日平均乗降・乗車人員は以下の通りです。（表は省略）

駅周辺

駅周辺は旧金田町の中心地であり、住宅や商店が立ち並んでいます。

隣の駅

平成筑豊鉄道

■伊田線

人見駅 (HC9) - 金田駅 (HC10) - 上金田駅 (HC11)

■糸田線

金田駅 (HC10) - 豊前大熊駅 (HC51)

その他

筑豊アクションクラブ（車両基地付近）や、福智町福祉バスが利用できます。

外部リンク

* 金田駅 - 平成筑豊鉄道

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