金相賢 (内野手)

金相賢のプロ野球キャリア

金相賢（キム・サンヒョン、韓国語: 김상현、1980年11月12日生まれ）は、大韓民国出身の元プロ野球選手で、主に内野手として活躍しました。彼は現在、金相賢ベースボールアカデミーの代表兼監督を務めています。金相賢の野球人生は、多くの起伏に富んでおり、特に2009年のシーズンは彼のキャリアの中でも最も輝かしい年となりました。

経歴

ヘテ・第一次起亜時代

金相賢は群山商業高等学校を卒業後、2001年にヘテ・タイガース（後に起亜に譲渡）に入団しました。しかし、当時のチームには優れた三塁手の鄭成勲がいたため、1軍戦での出場機会はほとんどありませんでした。彼は2002年にLGツインズにトレードされ、プロ選手としての道を進むことになります。

LG時代

LGでは金相賢は次第に出場機会を増やし、2004年には100試合にも出場しました。しかし、2005年から軍に入隊し、国軍体育部隊の尚武に所属します。尚武では二軍リーグで本塁打王となるなど、彼の打撃力が開花します。2007年にLGに復帰し、3塁手として活躍しましたが、守備に課題があり、2008年には同ポジションに鄭成勲が加わったことで出場機会が減少してしまいました。

第二次起亜時代

2009年、金相賢は古巣である起亜へトレードされます。当時の起亜は内野手が不足していたため、彼は三塁の先発メンバーとして定位置を確保しました。このシーズン、彼は驚異的なパフォーマンスを見せ、特に満塁での本塁打が光ります。実際、2009年のシーズンでは36本塁打、127打点を記録し、これにより本塁打、打点、長打率の全てでリーグトップに立つ「打撃3冠」を達成、さらにはMVPにも選ばれました。

SK・KT時代

2013年にはSKワイバーンズに移籍し、主力三塁手を支える役割を果たします。2014年、KTウィズに移籍後も活躍を続け、KT初の公式戦で本塁打を記録します。しかし、2016年には公然猥褻の疑惑に巻き込まれ、結果としてKTを退団。不安定な状況が続いた彼は、2017年にジャーニーマン外人球団に所属しながらも、選手兼監督として活動しました。

引退後

引退した後は仁川で自身のベースボールアカデミーを運営しており、次世代の選手たちを育成することに力を入れています。彼のプロ野球選手としての経験と成果は、若い選手たちにとって大きな励みとなっていることでしょう。

詳細データ

金相賢は多くの個人タイトルを持つ選手であり、特に2009年には本塁打王、打点王、MVP、ゴールデングラブ賞を受賞するなど、その業績は非常に華やかです。彼の背番号はチームによって異なり、46、59、7、26、27、19と変遷していきました。彼のプレースタイルと華々しいキャリアは、今後も多くのファンの記憶に残ることでしょう。

もう一度検索