金翼のガルダ〜南斗五車星前史〜

金翼のガルダ〜南斗五車星前史〜

『金翼のガルダ〜南斗五車星前史〜』は、武論尊・原哲夫（原案）、山口陽史（作画）による漫画作品。『月刊コミックゼノン』で連載された『北斗の拳』のスピンオフです。従来の作品とは異なり、オリジナルキャラクターであるガルダを主人公に、南斗五車星の前日譚を描いています。

あらすじ

核戦争後の荒廃した世界。暴力が支配する時代に、南斗の将を倒すべく、一人の男が現れます。その男の名はガルダ。南斗神鳥拳の使い手であり、銀髪と金色の鎧を身にまとい、鉄仮面で顔を覆っています。かつて南斗の村が滅ぼされた過去を持つガルダは、南斗の将を憎み、自らがその頂点に立とうと決意します。

ガルダは拳王軍に身を投じますが、それは南斗の将になるための手段に過ぎません。彼は南斗最後の将の居場所を探し求め、ジュウザとの出会いを経て、ついにその居城を突き止めます。そして、南斗最後の将が治める地へと乗り込んでいくのです。

登場人物

主要人物

ガルダ
南斗神鳥拳の使い手。南斗の将を倒すことを目指す男。冷酷な一面を持ちながらも、内に秘めた正義感を持つ。

リハク
南斗五車星の一人、「海」の戦士。ガルダの出現により、五車星の方針を大きく転換させる。

ジュウザ
南斗五車星の一人、「雲」の拳士。飄々とした性格で、五車星としての務めを疎かにしている。ガルダと出会い、彼に助言を与える。

ヒューイ
南斗五車星の一人、「風」の拳士。南斗最後の将を守るため、ガルダに立ち向かう。

シュレン
南斗五車星の一人、「炎」の拳士。ヒューイと共にガルダを迎え撃つ。

フドウ
南斗五車星の一人、「山」の拳士。リハクの命を受け、ガルダを阻止しようとする。

南斗最後の将 / ユリア
南斗慈母星の宿星を持つ将。ガルダから命を狙われている。その正体は、兜と甲冑に身を包んだユリアである。

拳王軍

拳王 / ラオウ
北斗神拳の使い手。覇道を突き進む男。ガルダを配下に置き、南斗最後の将を支配しようと目論む。

リュウガ
拳王の側近。ガルダを警戒し、拳王に忠告する。

ウイグル
カサンドラの獄長。ガルダに南斗最後の将の居場所に関する手がかりを渡す。

特徴

オリジナル主人公
従来の『北斗の拳』スピンオフとは異なり、本作はオリジナルキャラクターであるガルダを主人公としている。

南斗五車星の前日譚
本編では語られなかった南斗五車星の過去が描かれている。

* 異色の切り口
『彷徨の雲 -北斗の拳 ジュウザ外伝-』とは異なる視点から南斗五車星を描いている。

余談

ガルダは、本作連載後に発表されたパチスロにも登場しています。しかし、髪の色は本作とは異なり金髪となっています。

本作は、従来の『北斗の拳』ファンだけでなく、新たなファン層にもアピールする作品となっています。

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