金融情報システムセンター

公益財団法人金融情報システムセンターについて

公益財団法人金融情報システムセンター（英語名称：The Center for Financial Industry Information Systems）は、内閣府の所管下にある機関であり、主に金融業界の自主規制機関または政府系シンクタンクとしての役割を果たしています。このセンターは1984年に、銀行や保険会社、証券会社、さらにはIT企業など多様な金融関連機関の出資により設立されました。特に平成23年4月には公益財団法人に移行し、現在まで根強い信頼のもとに活動を続けています。

会員構成

この財団には、2019年3月31日時点で660機関が所属しています。メンバーには、都市銀行や地方銀行、外資系銀行、信託銀行などの金融機関をはじめ、生損保、証券会社、信用金庫など、広範囲にわたる金融業界の代表的な団体が名を連ねています。また、情報システムに関わるメーカーや電気通信関連企業といったIT関連会社も多く参加しており、業界の多様性と結びつきを強化しています。

所在地と役員

金融情報システムセンターは東京都中央区に位置し、住友入船ビルの4階にオフィスを構えています。組織の運営は、理事長の稲垣光隆氏と常務理事の高橋経一氏が担っており、2020年1月1日時点で45名の職員がこの機関で活動しています。

事業内容

このセンターは主に以下のような事業を展開しています：

1. 金融情報システムの安全対策の普及・推進
- 金融機関における情報セキュリティの強化や、システムの安全性を向上させるための取り組みを広めています。

2. システム監査の普及
- システム監査の重要性を認識させるとともに、その実施方法や管理手法に関する普及活動を行っています。

3. 諸制度等の調査研究
- 法律や制度に関する詳細な調査研究を行い、業界が直面する課題を明確にしその解決策を模索しています。

4. 金融機関等の最新動向調査
- 地域金融や国際金融を含む、最新の市場動向を分析し、業界に必要な情報を提供しています。

5. 各種研究会活動
- 業界の専門家を招いた研究会を開催し、意見交換や情報共有を促進しています。

6. 金融関連インフラの調査研究・安全指針
- 金融システムのインフラが安全で効率的に機能するよう、20年以上の経験を基に研究し、その結果を指針として提供しています。

このように、金融情報システムセンターは、金融業界における情報システムの安全性を確保するための活動を多角的に展開し、持続可能な経済環境を支える重要な役割を果たしています。

外部リンク

金融情報システムセンター へアクセスすることで、詳細な情報や最新の活動内容を確認できます。

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