釜石ガス

釜石ガス株式会社

釜石ガス株式会社は、岩手県釜石市に本社を構える一般ガス事業者です。都市ガスとプロパンガスの両方を供給しており、地域社会の生活を支える重要な役割を担っています。

事業概要

釜石ガスは、都市ガスとプロパンガスの兼業事業者として事業を展開しています。創業当初、都市ガスの原料は新日本製鐵釜石製鐵所から供給されるコークス炉ガスでした。しかし、1988年に同製鉄所が高炉を停止したため、ガス種を6Cに変更。その後、2004年からはプロパンガスを原料としたPA13Aへと移行しました。

2014年1月には、LNG（液化天然ガス）受け入れのためのサテライト施設が完成し、同年2月から天然ガスを主原料とする13Aガスの供給を開始しました。これにより、エネルギー源の多様化と安定供給の実現に大きく貢献しています。

沿革

1957年1月 - 会社設立。同年8月よりガス供給を開始。
1960年4月 - 液化石油ガス販売許可を取得。同年6月より事業を開始し、プロパンガス事業に参入。
1968年6月 - LPガススタンドの営業を開始。
1988年9月 - 6Cガスの供給を開始。原料転換に対応。
1992年 - 三陸・海の博覧会に出展し、地域社会との連携を強化。
2004年6月 - 6CからPA13Aへの熱量変更を開始し、同年12月に変更を完了。より効率的なエネルギー供給を目指す。
2011年3月 - 東日本大震災により製造プラントが損壊し、ガス供給が停止。しかし、移動式ガス発生装置の利用により部分的な供給を迅速に再開。
2011年4月 - 製造プラントが復旧し、導管によるガス供給を再開。早期復旧に尽力。
2014年1月 - LNGサテライト施設が完成。天然ガス導入への重要な一歩。
2014年2月 - 13Aガスの供給を開始。エネルギー供給の安定化と環境負荷低減を目指す。
2014年11月 - 本社住所を現在地に移転。

東日本大震災からの復旧と、天然ガス供給開始という大きな転換期を経て、釜石ガスはこれからも地域社会の発展に貢献していくことが期待されます。

外部リンク

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