鈴木慶裕

鈴木慶裕のプロフィールとキャリア

鈴木慶裕（すずき よしひろ）は、1963年5月21日に東京都大田区で生まれた元プロ野球選手で、主に外野手として活躍しました。

経歴の概要

鈴木は武相高校で野球に打ち込んでおり、1981年の夏の甲子園神奈川大会では準々決勝まで進出しましたが、日大高に敗れました。高校時代には遊撃手としてプレーしましたが、卒業後には亜細亜大学に進学し、外野手として活躍するようになります。

大学時代には、東都大学野球リーグでチームを支える存在となりました。彼は1984年の春季リーグ優勝に貢献し、その後の全日本大学野球選手権大会では法政大学に惜しくも敗れ、準優勝に留まりました。鈴木は大学のリーグで85試合に出場し、316打数76安打の成績を残し、打率は.241でした。

社会人野球時代

大学卒業後、鈴木は社会人野球の日本石油に入社し、チームの主力選手となります。1986年の都市対抗野球では1番打者、中堅手としてチームの優勝に大きく貢献し、若獅子賞を獲得しました。1988年の都市対抗野球では東芝の補強選手として出場し、再び優勝を経験します。

プロ入りと日本ハムでの活躍

1988年のプロ野球ドラフトで日本ハムファイターズから2位指名を受けて入団。鈴木は俊足巧打のルーキーとして期待され、開幕から1番打者、中堅手に抜擢されました。1992年前半戦には打率4割に迫る活躍を見せましたが、夏以降は成績が下降しつつも、選手生活で唯一の規定打席に到達し、打率.284を記録しました。

しかし、1994年に死球を受け手首を負傷し、その影響から成績が低迷します。1996年にはプロ入り初の一軍未出場となり、球団から戦力外通告を受けて自由契約となります。その後、福岡ダイエー（現ソフトバンク）にテスト入団し、1998年のオフにチームの若返り方針により戦力外通告を受け、現役を引退しました。

現在の活動

現役引退後は1999年に福岡大学大学院体育学研究科に入学し、その後ホークスジュニアアカデミーのコーチとして活動しました。現在は福岡の「ろばた焼 磯貝」藤崎本店で調理人として働いています。

その他の情報

鈴木慶裕はお笑いタレントの出川哲朗と同級生であり、またパンチ佐藤は彼の高校・大学の野球部での後輩です。

記録

初記録

• - 初出場・初先発出場：1989年4月8日 対福岡ダイエーホークス1回戦（東京ドーム）
• - 初打席：1989年4月8日 対福岡ダイエーホークス1回戦
• - 初安打：1989年4月9日 対福岡ダイエーホークス2回戦
• - 初本塁打：1989年4月28日 対ロッテオリオンズ4回戦（先頭打者本塁打）

その他の記録

• - オールスターゲーム出場：1回（1992年）

鈴木の背番号はプロ入りから1996年までの間は「2」で、1997年からは「0」を着用していました。

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