鈴木軍

鈴木軍の概要と歴史

鈴木軍（すずきぐん）は、鈴木みのるがリーダーを務めたプロレス界のヒールユニットです。2022年12月23日に正式に解散しましたが、その活動は多くのファンに影響を与えました。本記事では、このユニットの前身や歴史、主要な活動について詳しく紹介します。

前身ユニット「小島軍（仮）」の結成

鈴木軍の前身となる「小島軍（仮）」は、2010年に全日本プロレスを退団した小島聡がリーダーとしてスタートしました。彼は新日本プロレスに復帰し、G1 CLIMAXでの優勝やIWGPヘビー級王座の獲得を果たしました。この成功を受けて、新日本プロレスのタイチやKAIENTAI DOJOのTAKAみちのく、東京愚連隊のNOSAWA論外が勧誘され、小島軍（仮）が結成されました。

小島軍（仮）は、棚橋弘至や真壁刀義などのヘビー級レスラーや、ジュニアのプリンス・デヴィットや田口隆祐との抗争を繰り広げました。しかし、他のヒール軍団であるCHAOSとの競争もあり、ユニット内での緊張感が高まりました。小島はこの状況を逆手に取り、タイチをセコンドとして従え、ヒールとしてのファイトスタイルを確立しました。

ユニットのクーデター

2011年5月3日、小島の支配下にあった小島軍（仮）内でクーデターが発生しました。このクーデターでは、TAKAと鈴木が事前に結託し、小島を追放しました。これを契機に「鈴木軍（仮）」と名乗り、新日本プロレスへの侵略を宣言しました。その後、ランス・アーチャーを加え、鈴木軍のメンバーは急速に増加、プロレス界での存在感を強めていきました。

鈴木軍の公式化

2011年7月9日には、ユニット名から「（仮）」を取り払い、「鈴木軍」として正式に活動を開始しました。以降、鈴木軍は新日本プロレスのリング上で多くの抗争を展開し、新たな伝説を築いていくことになります。

主な活動と挑戦

鈴木軍は、多くのタイトルに挑戦し、成功を収める時期もありました。IWGPタッグ王座や、NEVER無差別級王座、GHCヘビー級王座など、数々の名誉あるタイトルを手に入れました。特に、2018年にはザック・セイバーJr.が新日本プロレスでのNJCで優勝し、鈴木軍の名を高めました。

鈴木軍の戦況は、その戦略やユニット内の結束、メンバーのスキルによって左右されました。彼らはしばしばライバルユニットとの抗争を繰り広げ、特にロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンやCHAOSとの戦いは注目されました。

解散とその後

2022年12月14日、鈴木みのるが鈴木軍の解散を発表しました。解散後も元メンバーは各々の道を歩み始め、新たなユニットや抗争へと移行していきました。それぞれのメンバーは、鈴木軍での経験を糧に新たな試みを行っています。中でも、デスペラードは鈴木の意向を受けて新たなユニットを立ち上げたり、タイチは新たな挑戦を続けたりしています。

鈴木軍の影響

鈴木軍は、プロレスのヒールユニットとして、多くのファンに愛され、多くの記憶に残る存在です。そのユニークなファイトスタイルとキャラクターの魅力は、今後も多くの人々の記憶に残り続けるでしょう。解散からの新たな展開は目が離せませんが、鈴木軍が残した影響は決して消えることはありません。

鈴木軍の歴史を通じて、多くのドラマが繰り広げられ、多くのレスラーたちが名声を獲得しました。それぞれのメンバーが新たな挑戦を続けつつ、鈴木軍の物語は続いていくことでしょう。

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