鈴鹿四日市道路

鈴鹿四日市道路

鈴鹿四日市道路は、三重県四日市市釆女町から鈴鹿市稲生町に至る、国道23号のバイパスとして建設中の道路です。この道路は、三重県内の南北方向の交通を円滑にし、地域間の連携を強化することを目的としています。

概要

このバイパスは、国道1号北勢バイパスと国道23号中勢バイパスを結び、総延長7.5kmの道路として計画されました。ルートの大部分は鈴鹿市内を通過し、四日市市の一部区間を含みます。

国道23号の現道は、1日あたり最大54,000台もの交通量があり、四日市市、鈴鹿市、津市において、交通渋滞が頻発しています。これにより、四日市港への輸送の遅延や、南海トラフ巨大地震発生時の津波による道路機能停止が懸念されています。

鈴鹿四日市道路は、これらの課題を解決するために計画されました。国道1号北勢バイパス、国道23号中勢バイパスと連携し、現道の交通渋滞を緩和するだけでなく、地域間の速達性を向上させます。さらに、四日市市と松阪市間の道路ネットワークを二重化することで、災害発生時にも信頼できる代替ルートを確保することが期待されています。

事業費は約840億円を見込み、1日あたりの交通量は約45,800台と予測されています。全長7.5kmのうち、約76%にあたる5.7kmが橋梁部となる予定です。鈴鹿市野辺町では、建設中の地域高規格道路である鈴鹿亀山道路と接続する計画があります。

路線データ

起点：三重県四日市市釆女町
終点：三重県鈴鹿市稲生町
延長：7.5km
規格：第3種第1級
道路幅員：25.0m
車線数：4車線
車線幅員：3.5m
設計速度：80km/h

沿革

1990年度：都市計画決定
2020年度：事業化

関連事項

国道23号
バイパス道路
日本のバイパス道路一覧
近畿地方の道路一覧

外部リンク

三重河川国道事務所 - 国土交通省中部地方整備局
国道23号鈴鹿四日市道路

もう一度検索